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ハナネコノメ・2~高尾山6号路

 2年振りに会うことができた「ハナネコノメ(花猫の目)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、早春に直径5~6ミリの花を咲かせる。花弁は無く白く見えるものは萼片。私はこの花に初めて出会ったのは10年前の東京薬科大学自然観察路で、その時に一目惚れ。それ以降、毎年この花を見るのを楽しみにしていた。ところが、数年前に大雨で自然観察路の一部に土砂が流れ込み、ハナネコノメの群生がほとんど流失してしまった。辛うじて何株かは残ったが、元の群生にはなかなか戻らない。写真の花は高尾山6号路の岩に咲いているもので、時期が少し遅かったため、8本の雄蕊の先端の赤い葯が残っているのがわずかしかなかった。ハナネコノメは赤い葯、黄色い花粉が見える時が一番美しい。
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ヨゴレネコノメ

 同じ仲間のネコノメソウやハナネコノメに比べて、葉がややくすんだ色に見えるため、可哀想な名前を付けられてしまった「ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、開花前の葯が暗赤紫色になる。ヨゴレネコノメに良く似ているイワボタンは葯の色が黄色なので区別できるというが、私はまだイワボタンを見たことが無い。ヨゴレネコノメは、中央部分の葉が明るい黄緑色で外側の葉との対比が鮮やか。薄暗い林内でもすぐに目に入る。
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ソメイヨシノ・7~首都大学正門前

 首都大学正門前の遊歩道は「ソメイヨシノ(染井吉野)」のトンネルになる。東京のソメイヨシノの開花宣言は3月21日だったが、その後、寒の戻りがあったため、今年は花を長く楽しめる。あいにくこの週末は曇天になってしまったが、この界隈では花見の宴会があちこちで開かれていた。
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