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ハンショウヅル・6~長沼公園

 キンポウゲ科センニンソウ属の「ハンショウヅル(半鐘蔓)」。下向きに咲く花が “半鐘” に似ていることから名付けられており、同じ仲間のセンニンソウなどとは形がずいぶん異なる。しかし果実の姿を見るとセンニンソウと仲間だということが理解できる。これは長沼公園野猿峠口から “野猿の尾根道” を歩いていて見つけたもの。当地では小山内裏公園や清水入緑地などで見ているが、個体数が少ないので記録として撮っておいた。長沼公園は我が家から北に約4キロほどのところだが、丘を2つ越えるためになかなか足が向かない。この日のお目当ては、 “ここで数年前にアケボノソウを見た” という情報があって探しに来たのだが、残念ながらアケボノソウは見つからなかった。時期が少し早かったのかも知れない。
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エノキ・3~果実

 アサ科(←ニレ科)エノキ属の「エノキ(榎)」。春に目立たない小さな花を咲かせ果実は秋に稔る。果実の直径は5~6ミリで熟すとほんのり甘味が感じられる。このサイズは小型の野鳥たちには食べ易いのだろう。他の樹の実に比べると売り切れるのは早い。
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マキエハギ・4~開花

 長池公園駐車場横で咲き始めた「マキエハギ(蒔絵萩)」。マメ科ハギ属の落葉小低木で細く伸びる花柄の先に花を付ける様子を、蒔絵の筆に喩えたものだと言われている。花はポツリポツリと咲いているが、果実は葉腋に大量に出来る。それはマキエハギの閉鎖花によるもので、その閉鎖花を今年はきちんと観察したいと思っている。
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イヌビワ

 クワ科イチジク属の「イヌビワ(犬枇杷)」。果実がビワに似ているが美味しくないので “犬” の名前を付けられた。ちなみにビワはバラ科ビワ属でイチジクとは科も属も違う。イヌビワにはこの花専属のイヌビワコバチが住みついて受粉作業を一手に引き受けている。この中に幼虫がいるかも知れないと思うと味見もする気にならない。
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ヤマウコギ・3~虫こぶ

 長池公園築池畔で、去年見ていたネナシカズラを探しているとお目当てのネナシカズラの代わりに低木の枝に虫こぶがたくさんできているのを見つけた。さてこの低木は何だろうと観察してみると、花や果実は無く手掛かりは特徴的な5小葉と細い枝に見えるトゲ。しばらく考えてこれは「ヤマウコギ(山五加木)」だと判断。この虫こぶは “ヤマウコギハグキツトフシ(山五加木葉茎苞五倍子)” と呼ばれるもので、ウコギトガリキジラミによって作られる。ウコギはウコギ科ウコギ属の落葉低木。
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