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軽井沢番外編・8~リュウキンカ

 キンポウゲ科リュウキンカ属の「リュウキンカ(立金花)」。冷温帯の水辺や湿地に生育する多年草で日本に自生している。花弁に見えるのは萼片で通常は5枚あり、6~8枚程度のものもある。同じ仲間のように見えるヒメリュウキンカ(姫立金花)」は、キンポウゲ科フィカリア(Ficaria)属でヨーロッパ原産。日本には園芸用として渡来した。ヒメリュウキンカには萼片の外側に更に3枚の萼片があり、開花してすぐに脱落する。
 今回の軽井沢番外編はこれで終了。次は季節を変えてまた訪れてみたい。
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イヌザクラ・8~小山内裏公園

 小山内裏公園多目的広場付近の林縁に生育している「イヌザクラ(犬桜)」。バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木で、この樹の存在は、以前地元の方に教えていただいたもの。この界隈では同じ仲間のウワミズザクラは数十本あると思われるが、イヌザクラのほうは、小山内裏公園戦車道路沿い(津島トンネル西付近)、長池公園外周(よこやまの道)、そしてここの3ヶ所だけでしか確認できていない。どれもそれほど大きな樹ではなく、できればあと数本は見つけたいところ。イヌザクラの総状花序はウワミズザクラよりも短く8~9センチ程度で、花序の基部には葉が無い。小花の直径は7~8ミリで中心部は黄色い。
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シロバナラショウモンカズラ・2~開花

 蓮生寺公園の湿地近くで見られる「シロバナラショウモンカズラ(白花羅生門葛)」。シソ科ラショウモンカズラ属の多年草で、花冠の長さは4~5センチほど。普通のラショモンカズラは紫色をしているが、こちらは白花タイプ。この花は10年前にここで初めて見たが、その後、ササが生い茂るようになり、その頃よりずいぶん株数が減ってしまった。近くの藪には倒木もあり、環境は更に悪くなっている。公園管理の方にお願いしてはいるが、来年もまた見られるかどうか心配ではある。
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