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コミカンソウ・1~果実

 別所地区の住宅地の道端で見つけた「コミカンソウ(小蜜柑草)」。コミカンソウ科(←トウダイグサ科)コミカンソウ属の一年草で、路傍や畑に多く見られる。日本には古くから生育しており在来種とされることもあるが、有史前に入ってきたという説もある。見た通り、直径2ミリほどの小さな果実を蜜柑に見立てた命名で、オレンジ色になるのが面白い。
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ウシノシッペイ

 長池公園築池畔で見られる「ウシノシッペイ(牛の竹箆)」。イネ科ウシノシッペイ属の多年草で、湿地や水田などに生育する。竹箆(しっぺい)とは、竹を割った細長いもので、禅宗で修行者を戒める時に打つもの。それを牛追いの道具として使っていたようだ。この細長い茎を竹箆に見立てている。子供の頃に、人差し指と中指をそろえて、相手の手首のあたりを打つのを “シッペ” といって、罰ゲームの時などにやったことがあるが、それはこの “竹箆” が由来。 “しっぺ返し” という言葉もある。
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奮闘記・36~熊谷から

 24時間テレビのチャリティマラソンコースを、実際にこの足で走ってみようという毎年恒例の個人的チャレンジ企画。ロック歌手のDAIGOさんが走った埼玉県熊谷市から日本武道館までの100キロの道のりを、まずはインターネットで調べて、それを5~6区間に分ける。ここで重要なのは各区間の終点で着替え場所を見つけておくことで、沿道のスーパー銭湯などが最適。これが上手くコース上にあれば良いが、コースから数キロ離れる場合もあり、何とかロスの少ない施設を探すことになる。
 そしていよいよ今日、第1ラウンドを実行した。スタート地点は熊谷市千代の民間物流企業前で、朝6時半に家を出て電車とバスで現地に9時半に到着。スタート地点ではいつも路上着替えで、ジャージを脱いでリュックに詰めて走り出す。天気はあいにくの霧雨だが気温が低いのが有り難い。県道47号を北上し、荒川に架かる押切橋を渡る。そして武体西交差点を右折して彩甲斐街道(国道140号線)を進み、秩父鉄道ひろせ野鳥の森駅に向かう。その時偶然、駅横の踏切を秩父鉄道の “SLバイオエクスプレス(熊谷駅10時10分発三峰口行き)” が通過し、何年か振りにC58の汽笛を聞くことができた。
 その後、荒川土手左岸を進んで、今日は9.7キロ地点の秩父鉄道石原駅付近で終了。いつもなら1回の走行距離は15~20キロ程度にするので、10キロ未満では効率が悪いのだが、ここにスーパー銭湯があること、次の中継点はここから更に20キロほど先にあること、そして雨が少し強くなってきたことなどを考慮した。タイムは57分39秒で1キロ当たりは5分56秒。この先まだ90キロ以上残っている。写真は今年の24時間テレビ100キロマラソンのスタート地点付近。実際はこれにリュックを背負っている。
 余談だが荒川土手を走るのは今日が初めて。ところが私が30歳代の頃に何回かこの土手を横切って河川敷に出たことがある。実はここに熊谷ゴルフクラブがあり、クラブハウスからコースに向かう際にこの土手道を横断していたのだ。その時の私は、30年後にここを走ってクロスするとは思いもしなかった。
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マヤラン・4~清水入緑地

 2年前に首都大学キャンパスで初めて見た「マヤラン(摩耶蘭)」。ラン科シュンラン属の菌従属栄養植物(腐生植物)で、今年は7月の花期に見逃してしまい、二季咲きする9月を待っていた。ところが、アキノギンリョウソウを探しに清水入緑地の藪の中に入ったところで偶然この花に遭遇。この界隈では2ヶ所目だが、おそらく生育している場所はまだまだたくさんあるのだろう。また違う場所で会えれば楽しい。
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サンザシ

 東京薬科大キャンパスに植栽されている「サンザシ(山査子)」。バラ科サンザシ属の落葉低木で中国原産。この果実を完熟前に採取し天日で乾かしたものが、生薬の “山査子” と呼ばれる。主に健胃、消化、整腸の薬効があり、また高血圧症、高脂血症、コレステロールにも効果があるようだ。薬科大学に植栽されているのも納得ではある。
 さて昭和の名曲 『この道』 にアカシアの花が出てくるのは知っていたが、4番にサンザシが出てくるのは知らなかった。

『この道』
作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰 昭和2年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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