サラリーマンの面白真面目な週末植物ウォッチング第4弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part4
ハナオチバタケ・3~長池公園
先日は蓮生寺公園で少し色の薄いものを見たが、長池公園で見つけた「ハナオチバタケ(花落葉茸)」は、色の濃いタイプだった。ハナオチバタケはキシメジ科ホウライタケ属のキノコで、この褐色タイプのほか淡紅色タイプがあるが、当地では見ていない。
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モリノカレバタケ
長池公園 “ぼうけんの道” の道端に生えていたキノコ。大きさや雰囲気はハナオチバタケに似ているが、傘は平らでハナオチバタケのようなとんがり帽子型ではない。名前がわからずお蔵入りかと諦めていたが、長池公園自然館に同じ写真があり「モリノカレバタケ(森の枯葉茸)」と紹介されていた。キノコは成長過程でその形がどんどん変わるので、キノコ図鑑でそっくりの写真があることは極めて稀。またその大きさも図鑑の写真ではわかりにくく同定は難しい。モリノカレバタケはキシメジ科モリノカレバタケ属で、写真のものの傘の直径は1センチほど。図鑑では傘の直径は1~4センチとあり、1センチと4センチでは素人なら別のキノコだと思ってしまう。
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ヤマドリタケモドキ
長池公園の山道にニョキニョキと生えている「ヤマドリタケモドキ(山鳥茸擬)」。イグチ(猪口)科イグチ属のキノコで、ヤマドリタケに似ているので名付けられている。世界三大キノコはトリュフ、松茸、ポルチーノ(porcino)と言われているが、そのポルチーニは単独の種を指す言葉ではなく、ヤマドリタケやその近縁種をまとめた総称で、食材として珍重されている。これはイタリア語で “豚のような奴” の意味であり、その丸々と太った愛嬌のある姿から名付けられた。和名の山鳥は、ヤマドリ(キジ科ヤマドリ属)の太った体型や羽色に喩えたようだ。ヤマドリタケはヤマドリタケモドキよりも歯応えや香りが比べものにならないほど良いとされるが、実際に食べ比べたわけではないので、私には “食レポ” はできない。
味や香りの違いはともかく、ヤマドリタケは針葉樹林に生え、傘の表面には光沢があり、茎の中ほどまで網目になるのに対して、ヤマドリタケモドキは広葉樹林に生え、傘の表面はビロード状になり、茎は全体が網目になる。ヤマドリタケに似た有毒のドクヤマドリの茎には網目が無いので区別できるようだ。いずれにしてもキノコ素人の私は、このキノコを食べてみたい気もするが決して食べない。
余談だが、イグチ科は猪口さんが見つけたわけではない。どうやらイノシシの口に見立てたようだが、これをどう見ればイノシシの口に見えるのかは良くわからない。猪口は “ちょこ” とも読めるが、傘をひっくり返してちょこの代わりになるということならわからないでもない。
味や香りの違いはともかく、ヤマドリタケは針葉樹林に生え、傘の表面には光沢があり、茎の中ほどまで網目になるのに対して、ヤマドリタケモドキは広葉樹林に生え、傘の表面はビロード状になり、茎は全体が網目になる。ヤマドリタケに似た有毒のドクヤマドリの茎には網目が無いので区別できるようだ。いずれにしてもキノコ素人の私は、このキノコを食べてみたい気もするが決して食べない。
余談だが、イグチ科は猪口さんが見つけたわけではない。どうやらイノシシの口に見立てたようだが、これをどう見ればイノシシの口に見えるのかは良くわからない。猪口は “ちょこ” とも読めるが、傘をひっくり返してちょこの代わりになるということならわからないでもない。
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ハナオチバタケ・2~蓮生寺公園
東京都心では40年ぶりに15日間連続の雨ということだ。もちろん太陽が出ている時間もあるが、毎日、降水を記録している。明日も雨の予報なのでまだまだ伸びそうだ。これだけジメジメしているとキノコもいろいろ出てくる。写真は蓮生寺公園の階段脇に顔を出した「ハナオチバタケ(花落ち葉茸)」。背丈は3~4センチと小さく笠の直径も1センチ程度。図鑑では淡紅色のものがあるが当地のものは淡い黄褐色だけ。こういう可愛いキノコが見つかると楽しい。
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