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サルトリイバラ・5~大晦日

 いよいよ今年も大晦日。最後はベートーベンの交響曲第9番を華麗な指揮で締めてもらおう。「サルトリイバラ(猿捕茨)」はシオデ科(←ユリ科)シオデ属のつる性落葉木本で、写真は冬芽の様子。枯れた蔓が残り、指揮者が腕を振り上げているように見える。
 さて年末恒例の “来年の宿題” の整理。今年の宿題にしていたもので、ヤドリギの雄花・雌花・果実、モモイロシロツメクサ、ワラビ、サカキの花・果実、セリバヒエンソウの果実・種子、コヒロハハナヤスリ、フッキソウの果実、ナツハゼの紅葉、アワブキの花などは確認することができた。
 以下に記載するものが来年の宿題。

<当地で生育情報はあるが未確認のもの>
アブラチャン・クマヤナギ・バアソブ・クチナシグサ・マルバフジバカマ・オカスミレ・オオカワジシャ
<以前見られたもので消滅?>
コナスビ・イラクサ・ギンリョウソウ(小山内裏公園)・ミチヤナギ・アマチャヅル・ウリハダカエデ・エイザンスミレ・タコノアシ・ナツエビネ・ネナシカズラ・ヒキヨモギ・ムラサキコマノツメ・ヤマブキショウマ
<存在は確認できているが、花、果実、種子など部分的に撮っていないもの>
ガガイモ綿毛・コバノカモメヅル果実・ジョウシュウカモメヅル果実・コウヤマキ果実・ハツユキカズラ花・セイヨウバクチノキ花・コイケマ果実・ポプラ花・モチノキ雄花・キツネノカミソリ葉・ネジキ花・カギカズラ花・ウマノスズクサ果実
<当地希少植物で毎年確認したいもの>
ユウシュンラン・コクラン・クゲヌマラン・ヒメハギ・ウメガサソウ・コケリンドウ・ワダソウ・ミゾコウジュ・イボクサなどなど。
もちろん私の知らない植物がもっとあるはずで、それらも見つけて行きたい。

今年も拙いブログにお越し下さいまして有り難うございました。
来年も引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
なお、喪中のため、新年のご挨拶は控えさせていただき、正月3が日はお休みさせていただきます。

多摩ニュータウンの住人 拝
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奮闘記・41~2015年総括

 年末に際し今年のランニングについて総括。出場した公式レースは、フルマラソン1回(横浜マラソン)、ハーフマラソン2回、10キロレース5回、5キロ駅伝1回で合計9レース。去年は8レースだったので年間では最多となった。このうち2月の青梅10キロマラソンでは、それまでの17回の10キロレースの中で2番目の記録となり、12月の神宮外苑10キロレースは、3番目の記録となった。またハーフマラソンでは、3月の立川シティハーフで初めて2時間を切ることができ、11月の府中多摩川ハーフは、過去8回のレースの中で3番目の記録だった。加齢に逆らって記録を伸ばすことができているのが嬉しくまた自信になっている。
 今年の走行記録を月別に示すと、1月から順に122キロ、127キロ、108キロ、102キロ、78キロ、90キロ、68キロ、106キロ、35キロ、82キロ、82キロ、103キロで合計は1,103キロとなり、年間目標の1,000キロ超えは7年連続。私は2008年の春からジョギングを始め、その年の8月から走行距離を記録し始めたが、これで7年半の合計距離は7,834キロとなった。来年も10キロレースを中心に、ハーフマラソンを2回程度走りたい。
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ユキヤナギ・2~紅葉

 蓮生寺公園付近の道端に咲いていた「ユキヤナギ(雪柳)」。バラ科シモツケ属の落葉低木で、花期は4月上旬だが、真冬にチラホラと咲いているのを良く見掛ける。ユキヤナギは秋に紅葉するが、まだその葉が残っていて白い花が綺麗に輝いていた。
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スイカズラ・1~果実

 小山内裏公園の藪で見つけた小さな黒い果実。スイカズラ科スイカズラ属の「スイカズラ(吸葛)」で、初夏に咲く花が可愛らしい。果実は液果で直径5~6ミリ。この中に3ミリほどの扁平の種子が数個入っている。果肉はやや緑色のゼリー状で甘味は全く無かった。
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センダン・3~果実

 長池公園尾根幹線口で見られる「センダン(栴檀)」。センダン科センダン属の落葉高木で、初夏に薄紫色の花を樹いっぱいに咲かせる。果実は直径2センチほどで、落葉後にこうして長く残っている。果実の表面の果肉を取り除くと、中から稜のある核果が現れる。
 ことわざの 『栴檀は双葉より芳し』 は、発芽の頃から早くも香気があることで、大成する人は幼い時から人並みはずれて優れたところがあるという意味。しかしこのことわざの “栴檀” は “ビャクダン(白檀)” のことで写真のセンダンとは別物。ビャクダンはインドやインドネシアなどに生育するビャクダン科の半寄生熱帯性常緑樹で、爽やかな甘い芳香があり、香木として利用されている。 “栴檀” はビャクダンの中国名であり、なぜセンダンと混同されたのかは諸説あるようだ。
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