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カゼクサ

 イネ科スズメガヤ属の「カゼクサ(風草)」。道端や野原に普通に生育し踏みつけられても全くへこたれない。雑草としては手強い相手で、引き抜くのはかなり難しい。その名前は中国の “知風草” に由来するとのことだが、また同じイネ科に、これとは全く違う “風知草” もあるのでややこしい。

『あなたの心に』
作詞・歌:中山千夏 作曲:都倉俊一 昭和44年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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キハギ・1~首都大学

 首都大学の雑木林で見られる「キハギ(木萩)」。マメ科ハギ属の落葉低木で、ヤマハギなどに比べれば、このキハギが最も木本らしく、幹が太くしっかりしている。花の大きさは1センチほどでヤマハギと同じくらいの大きさだが、色は淡黄白色で旗弁と翼弁が紫色になるので見分けやすい。
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トキリマメ・1~花

 清水入緑地で藪に絡まって咲いている「トキリマメ(吐切豆)」。マメ科タンキリマメ属のつる性多年草で「オオバタンキリマメ(大葉痰切豆)」と呼ばれることもある。花や果実はタンキリマメと良く似ているが、タンキリマメの葉は中央から先端寄りが太くなるのに対して、トキリマメは中央から基部に近いほうが太くなる。この界隈ではトキリマメを良く見つかるが、タンキリマメはまだ見ていない。
 余談だが、昨日、今日と、高校時代の同級生7家族(3世代で総勢26名)との小旅行が、湯河原温泉であり、今朝、海岸近くの川辺を散歩していた時に、偶然、タンキリマメを見つけた。確かに葉の先端寄りが太かった。
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シモバシラ・2~開花

 長池公園自然館前で咲き始めた「シモバシラ(霜柱)」。シソ科シモバシラ属の多年草で、冬に枯れた茎に氷柱が出来ることから名付けられている。花穂の長さは10~15センチほどで、茎の片側に揃って咲く総状花序。小さな花の直径は5~6ミリで雄蕊は4本ある。
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シロザ

 南大沢駅近くの道端で1.5メートルほどの高さにまで伸びていた「シロザ(白藜)」。ヒユ科(←アカザ科)アカザ属の一年草で、ユーラシア大陸原産。日本には古くから入ってきていたようだ。道端や荒れ地などに生育し、その名は若い葉に白い粉があることに由来している。一方、同じ仲間のアカザの若い葉には紫紅色の粉が付いていて赤く見える。
 私はシロザを見るのが初めてで、全く名前が思い浮かばなかった。その大きさから外来種だと勝手に判断し、 『外来種なら名前がわからなくても仕方がない。』 と一人で納得していた。ところが長池公園の専門家の方に画像を確認していただいたところ、 『これはシロザですね。』 との回答。シロザやアカザは図鑑で見たことがあるのに、こういう時にすぐ思い浮かばないのは、まだまだ修行が足りない。
 シロザの花は直径3~4ミリで、花弁は無く萼片が5深裂している。飛び出した5本の雄蕊は、傘の骨のようにも見える。漢字の “藜” は “あかざ” と読むため、「シロアカザ(白藜)」と呼ぶこともあるようだが、これは “シロバナアカツメクサ” のように矛盾した名前ではある。次は “赤いアカザ” を探してみよう。
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