創作のストーリーは大きく分けてノンフィクションとフィクションに分かれる。
そのフィクションはモチーフを使用しないものとモチーフを使用するものの2つに分かれる。
このモチーフを使用する作品について考えてみたい。
創作において、その作品のベースとなるものはいくつかある。
舞台(中世ヨーロッパなど)であったり、物語の文化背景・キャラクター(ドラキュラ、忍者、西遊記、妖怪)、プロット(象徴的な勝利やその後の伏線の提示)、武器・武具・神話などなど・・・
それらを体系化して方法論にすることをすべきであるが、ここではまだ整理しきれていないので、もう少しミクロ視点に立ったものを書く。
それはベースモチーフの選定である。
物語を象徴するモチーフは、キャラクターに直結するイメージを直接指定するものや、あるいは名前だけ借りるもの、あるいはストーリーを予期させるものなどがある。
キャラクターに直結させる例としては、タロット(ジョジョ)、トランプの絵札、十二支(ハンターハンター)、星座(聖闘士星矢)、惑星などであるが、人が古くから感覚的に認識していた、直感的体系の具象的発露がこれに当たり、これはもう掘り尽くされた感がある。
そこに読者や視聴者は、それらに紐付けられたキャラクターに、ある種の直感、隠喩と暗喩、将来的な予感としての神秘的なインスピレーションを受けることになる。
あるいはそこから少しだけ派生させるのもよい(太陽と月であれば、シルバームーン&ゴールドサンなど)。
あるいはLookin' in the sunlight, turnin' in the moonlight.だとか、Dancin' in the moonlight.などなど。
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身近な何かでも良い。
魚介系を敵のボスキャラにしたダライアスは優れていたし、動物や昆虫をメカにしたゾイドも良かった。
PCエンジンで、ミミズとかダンゴムシを敵のボスキャラにしたのは、あれはよくなかった。格好悪い上に気持ちが悪い。
シンケンジャーは漢字を書くのがモチーフで、仮面ライダーウィザードは四元素だったかな。
仮面ライダー鎧武はなんとモチーフが果物だった。
ワンピースが海賊モチーフだったが、連載初回当初は、このモチーフが当たるとか誰が思っただろう。
(ビッケがあるじゃないかという話だが、ビッケも大当たりクラスじゃないしなあ・・・)
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名前だけ借りるのもOKだ。
鋼の錬金術師での初期の敵キャラはお酒の名前でこれも良かった。
あるいはジョジョでは敵キャラの名前は洋楽のバンド名であったりする。
世界にあるモチーフの中でまだ未使用のものもあったりするがここでは割愛したい(私だけの秘密にしたいので)。
キーワードを言うとN&Gかな。
書ける部分だけ書くと、ダンスの技の名前(インディアンステップなど)や、洋楽のジャンル名をちょっと変化させる(エレクトロ→エレクトロニカ、パーカッション→パーカッショニア、フィジェット・ハウス→フィジェット・モロ)。
あとはネットの大規模サイトを日本名にするのでもいい。
洋津辺、津井田、トゥイットゥル、長谷部、三串、二胡堂などなど・・・
猫の種類(アメリカンショートヘア→アメーショ)、犬、馬、牛、羊、ヤギ、水牛、シャチ、クジラ、サメ、猛禽類、鳥・・・
あとは、果物、音楽、楽器、自動車、飛行機、船、七大洋の名前、港の名前、気候の名前・・・
赤ちゃんの名前辞典がキャラクターの名前を決定するのに便利だって言うから、モチーフ辞典とか作ろうかな。
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勿論、既存の世界のモチーフを使用せず、新たにジャンルを作り出すのも全くOKだ。
能力バトルもの、中世魔法ファンタジー、異世界転生、闇金融、闇金融の裏側バックサイドストーリーアネクドート、民族料理とアクションストーリーの攻防などなど・・・