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とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

エマージェントストラテジー 戦略であるが戦略でない Strategy, not Strategy

2023-06-30 02:08:16 | 哲学・社会




「逃げるは恥」なんてむしろ逆。Netflixに学ぶ失敗を許容する重要性 - まぐまぐニュース!
2022.01.06
https://www.mag2.com/p/news/523810

近年よく耳にするようになった、エマージェントストラテジーなる言葉。「戦略を持たない戦略」と言われますが、それではどうもピンとこないというのが実情ではないでしょうか。そんなエマージェントストラテジーを徹底解説してくださるのは、Google、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て、現在はIT批評家として活躍されている尾原和啓さん。尾原さんはメルマガ『尾原のアフターデジタル時代のモチベーション革命』で今回、メディア界の新興勢力・Netflixの事例をもとに、エマージェントストラテジーの何たるかをレクチャーしています。

変化の時代に大切なのは初志貫徹ではない?エマージェントストラテジーを解説

今日は、失敗を許容することの大事さについて解説します。

初志貫徹することよりも過ちに気づいたら、さっと謝って、次のスタイルにどんどん変えていくことが大事みたいな話を以前させていただいていたのですが、実はこれが、この5年ぐらい、ベンチャーとか新規事業をやるときに、非常にに大事な戦略、「エマージェントストラテジー」として立ち上がってる分野なので、この解説をしたいと思います。

エマージェントストラテジーとは

この「エマージェントストラテジー」を一言で説明すると何かというと、戦略を決めないことが戦略って言うものなんですね。エマージェントストラテジーをそのまま日本語訳にすると創発するする戦略とか、新しく現れてくる戦略みたいな意味なんですけど、何かって言うと、

今までの時代ってまるで問題集を解くように正解がわかって、その正解をひたすら実装するのが早くて、すごいところが勝つ。という、比較的正解がわかってた時代から、今っていうのはどちらかと言うと、昨日までの正解が、今日は正解じゃなくなるかもしれない。

そして新しいテクノロジーとか、新しい変化が起きることによって、新しい正解がどんどんどんどん現れてくるかもしれない。

そんな時代の中で、あらかじめこれが正解だからこっちに向かって進もうということが、危険で、いかに次に現れてくる正解を呼び込もうとするような形に戦略を決めずに、でも新しく生まれる正解というものを、呼び込むためにはどうすればいいか、ってことが大事になってくるんですね。

これ非常にわかりやすいのが、「Netflix」。もうディズニーに次ぐ、コンテンツの投資規模の大会社ですね。

この事例が、わかりやすいので、それを中心に説明をしていければです。

Netflixから学ぶ変化の時代の事業の進め方

実はNetflixですね、覚えていないかもしれないですが、最初はDVDの郵送モデルで始まったんですね。日本でも、TSUTAYAさんとか、ぽすれんさんとかですね、いくつかの会社さんがやられてたんですけれども、DVDを店まで借りに行くのが、めんどくさい。

そういった方々に対して、DVDを郵送で貸してあげるので、専用の封筒で入れて返して。返したらまた次のDVDが借りれる。というモデルで始めたんですね。

ただ、Netflixのおもしろいところが、これが絶対の成功だ、って始めたわけじゃないんですよ。端的に言って、逃げて、DVDの郵送モデルを始めているんですね。

なぜなら、リアルな店舗が中心で、今の時代みたいにネットの回線も遅く、家でネットで映画が見れないという時代では、お店でDVDを借りるというのが、ビジネスの中心だったんですね。

そうすると、既に近所のいい場所に競合のレンタルビデオ屋さんがあると、なかなか新しいところは勝てないわけです。なので、Netflixはリアルの店舗からは逃げて、郵送モデルにしたんですね。

ただ、ここで彼らは気づくわけです。毎回DVDを借りるたびに課金をしていると、お客さんが借りてくれない。ということで、次に逃げたのが月額という場所なんですね。

月額にすることで、安定的な収入を得るようになった一方で、次に何に困ったか、というと、みんな人気のDVDを借りてしまって、すぐにDVDが借り切れになっちゃうんですよね。

そうすると、せっかく月額払っているのに、自分の観たいDVDを借りれないじゃないか。というクレームに見舞われるわけです。

ここからがおもしろくて、どうやって活路を見出したかというと、Netflixはじゃあ他に映画を観る楽しみがないかとユーザーに聞いたり、探し回ったわけです。

そうすると、非常におもしろいのが、月額で払うとなると、今までは本当に借りたいものしか借りない。っていうのから、月額払っているんだから、借りないと損。っていうふうになる人たちが、あらわれるんですね。

お気に入りの映画監督の映画を全て借りたりだとか、ある女優の作品をすべて観に行きたい。みたいな、非常にロングテールな細く長く全部観ていく。っていう、新しいDVDの借り方って“意味”を見つけるんですね。

あと、もうひとつは月額で借りっぱなしなので、一回観て楽しいよりも、ずっとBGVとして楽しいっていうような、新しい映画の使い方の“意味”をNetflixは発見したんですね。

じゃあ、全ての作品を見たくなるような映画監督って、どんな映画作品の映画監督なんだろうか。全ての作品をみたくなるような女優の映画作品ってどんな作品なんだろうか。

っていうのを研究するためにデータ分析っていうものにものすごい力をいれていくんですね。

その結果、まだAIが発達していない時代から、お客さんが好きそうな映画監督だとか、お客さんが好きそうな女優とか俳優をおススメするという機能をものすごく発達させることになりました。

こういうことをやっていると、来るわけです。

インターネットの常時接続と高速回線。

これによって、レンタルDVDの業界のゲームが圧倒的に変わっちゃうんですよね。

今まで、お店をかかえていたレンタルビデオ屋さんは、むしろお店をかかえるコストが重たくなってきますよね。

インターネットにつながっていれば、人気の作品は、いつでも見られるし、DVDと違ってどんなに人気の作品だろうが、サーバー上にあればみんなが見られる。

そうすると、人気の作品をたくさん抱えるという規模の経済がむしろコストになってきて、人気作品をいち早く誰でも観られますよ。というのが誰でもできる戦いになっちゃったんですよね。

そうすると今までのレンタルビデオ店はダメになっていくのに対して、Netflixっていうのはずっとみていたくなるような映画監督や俳優とかのデータをたくさん持っているし、ロングテールに幅広く持っていたので、どんどん会員数を伸ばしていくっていう風になるわけです。

こういう風におもしろいのは、時代の中心から外れた場所に新しい領土を求めていると、技術が革新することによって、そこが中心になるってことがあるんですね。

大事なのは、新しい技術の中心になったとわかったら、アクセルを踏むことです。なのでNetflixは時代の中心が来たとわかったから、あらゆる家電量販店やスーパーに自分たちの端末を非常に安く販売しました。

安売りをしても、後で月額で回収できるので、最初は安売りしてものちのち黒字になることがわかっていたので、大攻勢をかけてユーザー数をグィーンって伸ばすんですね。

こういう風に、

誤ったときはすぐに逃げる
逃げたときに感度が良さそうなところ、今まで積み上げたものとは関係なく、ゼロベースで探してみる
そうしていると、時代が変わって、テクノロジーが変わって、自分のいる場所が中心になる
中心になったら全力でアクセルを踏む

この構成がエマージェントストラテジーで非常に大事なんです。

Netflixのコンテンツ投資の強み

しかもこのエマージェントストラテジーは、Netflixで今も続いていて、冒頭でも言ったように、ディズニーに次ぐコンテンツの予算をかけて映画を作ってる制作会社でですね、他の制作会社とNetflixでは映画の作り方、大作の作り方が違うんですね。

それはなぜかというと、この俳優を使えば、絶対見てくれる人が何人いるか、この監督の映画を作れば何人観てくれるか。こういうプロットの作品を作れば、何万人観てくれるか。

っていうスティッキネス(粘着性)っていう言い方をするんですけども、愛してくれているファンが、どれだけいるかというデータを持っていますよね。

したがって、Netflixっていうのは大作の巨額投資をするにもかかわらず、実はうまく深く刺さる女優とか、監督とか、脚本のスタイルみたいなことを大作の投資をするんだけども、確実に儲かる。確実にユーザーに観てもらえるスタイルにできる。という世界最大のデータ分析に基づいて、巨額のコンテンツ投資ができる会社になったっていうことなんですね。

この根幹が、最初っからこんなことは戦略として考えていないってところが大事で、ただリアル店舗を持つレンタルビデオ屋さんに対して、逃げる戦略をとっていったら、月額制になり、ロングテールな一人の監督の作品を観たいという、ニーズを分析し、やがてAIと次の中心地を見つけたときに、アクセルをベタ踏みにしたというのが、Netflixなんですね。
まとめ

こういう風に初志貫徹とか、やり切る力っていうのはすごく大事なんですが、変化の時代というのは正解が何かはわからない。特に昨日までの正解が正解じゃなくなることも多くある。ということで、当意即妙に失敗を謝るということに対して、抵抗感なく失敗したところは丁寧に謝りながら、次の時代の中心地を探していった方がいいですよ。

それでは。



平均とは何か 社会の中での位置

2023-06-26 02:28:24 | 哲学・社会

平均(へいきん)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%B9%B3%E5%9D%87/

1 大小・多少などの差が少なく、そろっていること。また、そうすること。ならすこと。「年間を通じて売り上げが―している」

2 いくつかの数や量の中間的な値を求めること。また、その数値。それらの和をその個数で割る相加平均をいうことが多いが、ほかに相乗平均・調和平均などがある。「―を上回る」「一日―乗降客数」「年―気温」

3 ほどよくつりあうこと。均衡。平衡。バランス。「―のとれたからだ」「―を保つ」

4 平定すること。統一すること。


と言うことであるが、個人的な意見としては、現在の平均の社会的認識はちょっと違うように思う。

まず、各個におけるデータ値を全体で集計し、それを割る。
すると「全体としては大体これが普通なんだな」と言う値を知ることに対して利用されている。

一方において、それを悪用するケースもある。
年収の平均値と中央値の乖離が最たるもので、「全体としては大体これが普通なんだな」と言うのは中央値を使うべきだが、これがどういう訳であるか得てして平均値が使用される。

2022年での日本の年収中央値は様々にあるが、一例として437万円、平均値は552万円で、この例で行けば、「大体これが普通なんだな」と提示したり考えたりするラインが115万円も異なる。

よって、平均とぱっと聞いて「大体これが普通なんだな」と言うのはおおよそにおいて間違いではないが、一方、気をつけていないと、上記のような例において間違いをおかす可能性が大きくある。

「疲れた」と言うコメントについて、本人はなぜそう吐露するのか

2023-06-23 01:14:56 | 哲学・社会
人はときたま、「疲れた」と言うことを言うことがあるだろう。
これは人が他にいる場合でもいない場合でも、人がいる際にも、その人に向けて言ったり、あるいは独り言の形式で言ったりすることもある。

この丁寧な内訳を考えたい。

本来普通に生活している分には、精神的にも疲弊感、つまり、継続する心理を定常通り保ち続けることができるのに、それが枯渇し、その所作を行うに値する動機づけと、それに伴う行動を起こすために必要な心理的衝動が目減りし、行動を起こすには不足している様子を独白している。

これは自己が守るべき人間性のある魂を、他者の要因によって目減りさせられていることを示し、自己の倦厭感と、正当な理由のある積極的サボタージュ、そしてその他者の要因そのものを批判すると言う意味が渾然一体となり、それが使用されることになる。

ごく簡単に言ってしまえば、「もうそれをしたくない」「やる気力もない」「それは正当な意見だ」「もっと言えば原因はお前なんじゃないのか」と言うことを一言で言う形式が「疲れた」なのではないか、と私は考える。

消費/消費材とは何か

2023-06-22 22:48:31 | 哲学・社会
経済学の解説ではなく、私個人の考察を整理するために記載する。

消費/消費材とは何か。

ある生産された物品、あるいは人間が利用用途で目処をつけた物品は、その人間が利用し、利用価値を抽出し、そしてその利用価値が無くなった後に廃棄される。

この生産・加工・流通された物品が利用用途者のエンドユーザに渡り、それが利用終了まで価値を抽出して廃棄されるまでの過程を消費と呼び、その対象の物品を消費財と呼ぶ。

これはねりからしや練わさび、あるいは歯磨き粉を想像すると理解が容易だ。
最初はそうしたチューブ製品が満タンになった状態で購入するが、最後までその中身を出し切って使用されると、その容器は廃棄される。この入手・利用・廃棄の一連の流れが消費だ。

思えば我々労働者も、あろうことか見方によっては消費財である。
どこかの経営者に引っこ抜かれて、使い倒され、そして働けなくなったあとに廃棄される。
実際に私は廃棄までには至らなかったが、その手前まで経験した。
幸いにして、今の会社は、そういうことは防ごうという動きになっていて、私もそれを支援する視座である。昔はひどかった。

物品であると理解は早いが、これが無形のサービスになると消費であるのかどうかという判断ができずにいる。

不倫の各事例通観

2023-06-21 18:31:45 | 哲学・社会
と言うことで、元々「不倫とは何か」と言うタイトルで記載しようと思ったのだが、一般法則が見いだせないので、このようなタイトルになった。

では進めたい。

1.

堀江貴文氏 広末不倫に再言及「僕の周り結婚してる人で不倫してない人あまりいない」一夫一妻制に疑問
2023.06.20
https://www.daily.co.jp/gossip/2023/06/20/0016497430.shtml

 実業家の堀江貴文氏が20日付で自身のユーチューブを更新。女優・広末涼子の不倫問題に関連して、不倫に対しての持論を展開した。

 堀江氏は「先日、広末涼子さんの不倫問題について、いろいろ解説する動画撮ったりしたらですね『不倫は絶対許さない不届き者!!派』から総攻撃を受けて大変なことになってるんですけど」と切り出した。

 堀江氏は「そもそも僕の周りって結婚してる人で不倫してない人ってあんまり見たことないんだよね逆に」と話した。堀江氏は「なんで、みんな離婚しないのかな逆にって思っちゃうぐらい不倫してますよね」と話し「少子化の原因の一つってこの家族制度にあると思うんですよね」と持論を展開し「一夫一妻制」を「古くさい」と話していた。

と言うことで、私個人の意見としては、芸能人の不倫なんてほっときゃいいんだよ派である。
当事者であればそれは問題にしていいと思うけれども、それは銀幕の向こう側の話でしょう? 完全第三者の我々には関係がない。

では不倫はいいものなのかそうでないのかと言うと、これもまた私個人の意見であるが、その時代とその土地での人の幸せを基準に考えるべきであると思うのだ。
現代の日本では、不倫をすればそれをもって不幸せだと感じる人は多い。それはそれぞれの人が考えるべきであって、「不倫していい」だとか「不倫はよくない」と言うものを一般常識のラインとして基底すべきではない、と言うことにもなる(結果として、現在の人口マジョリティーは「不倫はよくない」と言う世論が形成されるだろう)。

これを個別に「『自分個人の意見としては』不倫してもいいだろう」と言う前置きがあればいいが、「一般論として不倫してもいいだろう」と言う他の人の行動基準に抵触する言及になると紛糾する。

無論、不倫は現代の日本社会において離婚要件と言う人生を規定する一つの要因になるので、これをしてはいけないという社会論理があることが前提だ。

2.
さて、洋の東西や、あるいは時代における古今を見た場合、不倫はどう扱われていただろうか。

現代社会の我々からすれば驚愕の概念だが、不倫が真の愛の象徴であったと言う時代もあった。


3.
明治元年での戸籍においては「妾」をその記入欄に記載する例があった。


【戸籍こぼれ話】明治初年の妻と妾 | 情報誌「新風」 | 地方公共団体の皆様へ | TKCグループ
1997年4月号Vol.3
https://www.tkc.jp/lg/kaze/199704koseki01/

 ところで、当時の家族制度、婚姻制度については、明治新政府になったからといって急に転換することはできません。旧来の生活習慣を尊重しながら改革するのでなければ国民は受入れてくれません。為政者もどの様に改革すべきかについては、相当苦慮したものと思われます。

 その残存物のひとつが「妻妾二親等」ではないでしょうか。ですから明治4年戸籍法の中には、妾は戸籍に記載されるのかは規定していません。次のように指令で妻の次に妾として戸籍に記載することを認めました(ほかにも同様の照会、回答があります)。


4.
サウジはイスラムなので、売春は非合法だが、妻は四人持てる。
そのうちの三人まで結婚しておいて、最後の一人は開けておく。
ロンドンに行っておねーちゃんを買いに行くとき、入店時に結婚して退店時に離婚をするシステムで、俺は600回結婚しただとか、700回結婚したという猛者が出てくる。

5.
お梶の方→13歳 家康(48)
お万の方→14歳 家康(52)
お夏の方→17歳 家康(55)
お梅の方→15歳 家康(58)
お六の方→13歳 家康(67)

と言うことで複合的観点から不倫なるものは複雑性を増す。