私の個人的な作業仮説。現代社会は第二のマルサスの罠を突破すべきである。
以前も書いたかもしれないが、改めてこれを書いていく。
まずマルサスの罠は何かと言うと、18世紀末にイギリスの経済学者トマス・ロバート・マルサスが著書「人口論」で主張した論で、人口はその社会構造から言って、どこかで人口増加がストップせざるをえない、としたものであった。
ごく簡単に言えば、穀物は畑を耕した分だけちょっとずつ収穫が増えるのに対し、人口は倍々ゲームで増えていくので、穀物の生産量よりもそれを食べる人口の方がどこかで追い越し、歴史上のどこかの時点で食わせられなくなる人間が出てくるのでそれ以上は増えない、と言うことであった。
だが、今見ての通り、19世紀から20世紀にかけて世界人口は尋常ではないくらいに増えた。これはマルサスの言っていることが誤りであった、と言うことではなく、そのマルサスが唱えた社会法則を突破する発明が登場したからである。
その名をハーバー・ボッシュ法と言う。これは化学的発明であり、元々植物の育成には窒素(植物における窒素固定)が必要で、それの確保を従来までは土壌内での根粒菌に頼っていたが、このハーバー・ボッシュ法により窒素入りの肥料を生成できるようになったため、単純な穀物収穫量が人口増大を担えるくらいにアップしたのである。
こうして世界はめでたく、マルサスの罠を超え、人口も順調に増えて繁栄していったのであった、めでたしめでたし・・・
と言う訳には行かなかった。
どういう訳であるか、世界人口は増えつつあるが、先進国人口は減少に転じている。
これを社会構造から来る「第二のマルサスの罠」と捉え、別途の発明や改革によって変革をせねばならない。
ここからは私個人の私見であるが、様々な要因が絡み合ってこうなっていると言うのは間違いないが、主に先進的権利の認識獲得による晩婚化、養育費よりも親世代年収が低下したことによる計画上の出産数の低減などがあり、これを突破せねばならない。
以前も書いたかもしれないが、改めてこれを書いていく。
まずマルサスの罠は何かと言うと、18世紀末にイギリスの経済学者トマス・ロバート・マルサスが著書「人口論」で主張した論で、人口はその社会構造から言って、どこかで人口増加がストップせざるをえない、としたものであった。
ごく簡単に言えば、穀物は畑を耕した分だけちょっとずつ収穫が増えるのに対し、人口は倍々ゲームで増えていくので、穀物の生産量よりもそれを食べる人口の方がどこかで追い越し、歴史上のどこかの時点で食わせられなくなる人間が出てくるのでそれ以上は増えない、と言うことであった。
だが、今見ての通り、19世紀から20世紀にかけて世界人口は尋常ではないくらいに増えた。これはマルサスの言っていることが誤りであった、と言うことではなく、そのマルサスが唱えた社会法則を突破する発明が登場したからである。
その名をハーバー・ボッシュ法と言う。これは化学的発明であり、元々植物の育成には窒素(植物における窒素固定)が必要で、それの確保を従来までは土壌内での根粒菌に頼っていたが、このハーバー・ボッシュ法により窒素入りの肥料を生成できるようになったため、単純な穀物収穫量が人口増大を担えるくらいにアップしたのである。
こうして世界はめでたく、マルサスの罠を超え、人口も順調に増えて繁栄していったのであった、めでたしめでたし・・・
と言う訳には行かなかった。
どういう訳であるか、世界人口は増えつつあるが、先進国人口は減少に転じている。
これを社会構造から来る「第二のマルサスの罠」と捉え、別途の発明や改革によって変革をせねばならない。
ここからは私個人の私見であるが、様々な要因が絡み合ってこうなっていると言うのは間違いないが、主に先進的権利の認識獲得による晩婚化、養育費よりも親世代年収が低下したことによる計画上の出産数の低減などがあり、これを突破せねばならない。