と言う感じでしたが、誰もまだ指摘していないようなので記載。
廊下の構図とカメラアングルにおいて、ほぼそのままで左右反転。
で、私が勝手に妄想する。以下は私の完全なる当て推量の予想なので事実の裏取りは全くない。
・ダーレン・アロノフスキー(ブラック・スワン(2010)監督)は、今敏(パーフェクト・ブルー(1997)監督)をパクった。
・それは映像資本主義的な「売れれば良かろう」「ビジネスとして成功してなんぼ」という考えにより安易にパクった面もある。手法・技法の開発というのはコストがかかる。一番コスパで良いのは、他からパクってくることである。
・一方において完全なる再現も試みていて、ある種のリスペクトも感じる。
廊下のアングルがそれである。本来こんな細かいところまで再現する必要はない。
ここには上記とは逆に、ここの描写に若干のコストをかけている。
一方においてではこのシーンに100%のリスペクトをもって撮影しているのかというとそれも違うようで、何か良心の呵責があったのかどうかは分からないが、左右反転をすることによって、本家のコピーですよ、と言うことはひと目で分かるようにしていなくしている。
・技法ネタにつまったダーレンは今作品の手法を丸パクリしたが、それにはある種の敬意も混じっていた。
・だが、製作会社、配給会社から釘を刺される。
「おいダーレン、お前があのアニメ好きなのは腹の底からわかっているが、それをしてあの映画を作ったとか絶対に言うなよ。これは訴訟の可能性も含んだ会社の経営問題なんだ」
「ああ、分かっているよ」
・パクリ疑惑の追求には完全ノーコメントと黙秘を貫いているダーレンであった。