正面に竹山を望みつつ、その麓までの2㎞を走るのが、これまででした。
しかし、あまりの風の強さに、思い切り前傾姿勢をとり、前に体が倒れようとする力を前進の推進力にすると同時に、風の力で倒れこもうとすること自体を止めようという、まるで凧のように体を操作しようとしました。
当然、竹山は見えません。
ただ、雨はやんだわけではないので、肌が露出している腿には砂嵐のように雨粒がたたきつけます。腿がどんどん赤くなっていきました。
この風雨で1㎞当たりのペースは4分台から一気に5分30秒台に落ち込みました。
さらに、去年失速した30㎞ポイント手前の登り坂で、遂に心が折れました。
もういいという思いに支配されました。
10数名のランナーたちが追い越していきました。レースの参加者であると同時に観戦者のように、この人はこんなところを走っていたんだ、がんばってるなぁなど思いながら歩いていました。
悔しさもなく、かと言って満足感もなく、不思議な感覚でした。
その私の前をある方が走っていきました。
その瞬間、私はレース中だという現実に一気に引き戻されました。
しかし、あまりの風の強さに、思い切り前傾姿勢をとり、前に体が倒れようとする力を前進の推進力にすると同時に、風の力で倒れこもうとすること自体を止めようという、まるで凧のように体を操作しようとしました。
当然、竹山は見えません。
ただ、雨はやんだわけではないので、肌が露出している腿には砂嵐のように雨粒がたたきつけます。腿がどんどん赤くなっていきました。
この風雨で1㎞当たりのペースは4分台から一気に5分30秒台に落ち込みました。
さらに、去年失速した30㎞ポイント手前の登り坂で、遂に心が折れました。
もういいという思いに支配されました。
10数名のランナーたちが追い越していきました。レースの参加者であると同時に観戦者のように、この人はこんなところを走っていたんだ、がんばってるなぁなど思いながら歩いていました。
悔しさもなく、かと言って満足感もなく、不思議な感覚でした。
その私の前をある方が走っていきました。
その瞬間、私はレース中だという現実に一気に引き戻されました。
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