そろそろ話題に上らなくなってきた感のあるトムラウシの事故ですが、今年の夏山シーズン前に再びシンポジウムがあるみたいですね。
トムラウシ山岳事故を考える北海道シンポジウム(第一次案)
2010北海道道央地区勤労者山岳連盟のブログ
サーチ&レスキューの青山先生も講演するみたいですね。
この遭難事故についてはツアーを主催したアミューズがあまりにもアレ過ぎる件が目立ってしまい、ツッコミはどうしてもその方面になりがちです。私も突っ込まずにはいられない、ていうか、これまでブログにおいて会社名を伏せていて皆さんすみません、という感じなのですが、本来注目しないといけないのは・・・・・・・・
あれだけ強風と低温と雨に叩かれていながら、ガイドが撤退を考えなかったこと、です。
はっきりいって、ラジオを持参して天気図書くべきだ、とか、どうでもいいことです。アミューズトラベルは今後メテオテックラボと契約してお天気の相談をするそうですけど、ではメテオテックラボが「大丈夫!」と言ったら、目の前が悪天候でも突っ込むのか、と、言いたいです。この先の天気を相談するならメテオテックラボとの契約は有効だと思いますが、目の前の悪天候に突っ込んでいいのか悪いのかなんて、メテオテックラボに相談したところで困るでしょう。
私は軽度の低体温症にかかったパーティに対応したことが2回ほどあります。ですから「この天候に突っ込んだら低体温症になるかもしれんね」ということを、実体験に近い状況で知っています。でも、ほとんどの人は悪天候の何がまずいのかについて、特に夏山の悪天候ですけど、漠然とした感触しかもっていないのではないでしょうか。
トムラウシ山岳事故を考える北海道シンポジウム(第一次案)
2010北海道道央地区勤労者山岳連盟のブログ
サーチ&レスキューの青山先生も講演するみたいですね。
この遭難事故についてはツアーを主催したアミューズがあまりにもアレ過ぎる件が目立ってしまい、ツッコミはどうしてもその方面になりがちです。私も突っ込まずにはいられない、ていうか、これまでブログにおいて会社名を伏せていて皆さんすみません、という感じなのですが、本来注目しないといけないのは・・・・・・・・
あれだけ強風と低温と雨に叩かれていながら、ガイドが撤退を考えなかったこと、です。
はっきりいって、ラジオを持参して天気図書くべきだ、とか、どうでもいいことです。アミューズトラベルは今後メテオテックラボと契約してお天気の相談をするそうですけど、ではメテオテックラボが「大丈夫!」と言ったら、目の前が悪天候でも突っ込むのか、と、言いたいです。この先の天気を相談するならメテオテックラボとの契約は有効だと思いますが、目の前の悪天候に突っ込んでいいのか悪いのかなんて、メテオテックラボに相談したところで困るでしょう。
私は軽度の低体温症にかかったパーティに対応したことが2回ほどあります。ですから「この天候に突っ込んだら低体温症になるかもしれんね」ということを、実体験に近い状況で知っています。でも、ほとんどの人は悪天候の何がまずいのかについて、特に夏山の悪天候ですけど、漠然とした感触しかもっていないのではないでしょうか。
ガイドが一言、これを認めればいつまでも騒ぐほどのことじゃないんですがね。
部外者が話を膨らませすぎて、違う話になってきてますよね。
Unknown様
撤退しなかった理由に諸事情があるのはわかるのですが、では本当に問題なのは何だったのか、というのを個人的にずーっと考えていたんです。
結局、上のコメントで言えば3番なんでしょうね、というのが個人的な結論です。危ないことが分かっていれば、他にどんな事情があろうとも、撤退するに決まっていますからね。
で、そのあたりのことについて、アミューズトラベルだけの問題ということにせず、もっと普遍的に考えていきたいですね。
3番は、起こるかも知れない、死亡
叱責と死亡を比べれば、当然死亡の方が大きな問題な訳ですが、人は「可能性にかける」生き物なんじゃないですかね。
だから、個人的には2番じゃないかな、と思いました。
もちろん、1番も2番も理由のひとつとしては正しいと思うんです。そういう考えもアタマをよぎったと思いますよ。
ただ、この悪天候が本当にヤバい、ということを理解していたのなら、絶対動けないはずなんです。