ここ最近ですが、ニホンジカの食害に関するニュースをちらちらと見かけます。
昨年あたりは人里に降りてくるツキノワグマが大問題となりましたが、南アルプスでは逆に高山帯へ進出するニホンジカによって高山植物が食い荒らされる被害が報告されています。
信濃毎日新聞社説
シナノキンバイとか食べるんですねえ、シカは・・・・・・
丹沢では今年、350頭を捕獲するようです。
神奈川新聞
ニホンジカ350頭を捕獲へ/神奈川県
私にとって地元の山である奥多摩も、シカによる食害が深刻です。雲取山周辺ではここ10年で5倍に増えた、と言われています。
私が山を始めた十数年前は、奥多摩で見かける動物と言えばカモシカのほうが多かった気がします。が、最近は圧倒的にニホンジカです。お客さんを連れてにぎやかに歩いていても、樹林の奥を覗いてみればニホンジカがこちらを興味深そうに見ている姿をよく見つけます。そのことをお客さんに教えてあげると「シカだぁ~」と喜んで頂けますが、少々複雑な気分です。
雲取周辺では、緩傾斜帯に生えるササが葉っぱだけ食われて「つまようじの林」になっている所があります。沢筋などの急傾斜地ではまだまだササが生えていますが、登山道沿いのササが軒並み食われていますね。
オオカミという天敵が全滅した後も、厳しい自然によってニホンジカの数は一定に保たれていました。それが最近急激に増えたのは、暖冬が第一の原因に挙げられています。オオカミがいれば大量に増えたニホンジカを食べて調節してくれるのでしょうが、ニホンオオカミは絶滅しています。
奥秩父ではニホンオオカミが生き残っているという噂がありますけれど・・・
ニホンジカには可哀相な話ですが、結局人間が捕獲する以外に食害の深刻化を防ぐ手段はありません。このまま放置すれば山を安定させてきた樹林や下草が無くなり、裸地になります。そして土砂が流出するようになり、水源林としての役目を果たさなくなってしまいます。
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昨年あたりは人里に降りてくるツキノワグマが大問題となりましたが、南アルプスでは逆に高山帯へ進出するニホンジカによって高山植物が食い荒らされる被害が報告されています。
信濃毎日新聞社説
シナノキンバイとか食べるんですねえ、シカは・・・・・・
丹沢では今年、350頭を捕獲するようです。
神奈川新聞
ニホンジカ350頭を捕獲へ/神奈川県
私にとって地元の山である奥多摩も、シカによる食害が深刻です。雲取山周辺ではここ10年で5倍に増えた、と言われています。
私が山を始めた十数年前は、奥多摩で見かける動物と言えばカモシカのほうが多かった気がします。が、最近は圧倒的にニホンジカです。お客さんを連れてにぎやかに歩いていても、樹林の奥を覗いてみればニホンジカがこちらを興味深そうに見ている姿をよく見つけます。そのことをお客さんに教えてあげると「シカだぁ~」と喜んで頂けますが、少々複雑な気分です。
雲取周辺では、緩傾斜帯に生えるササが葉っぱだけ食われて「つまようじの林」になっている所があります。沢筋などの急傾斜地ではまだまだササが生えていますが、登山道沿いのササが軒並み食われていますね。
オオカミという天敵が全滅した後も、厳しい自然によってニホンジカの数は一定に保たれていました。それが最近急激に増えたのは、暖冬が第一の原因に挙げられています。オオカミがいれば大量に増えたニホンジカを食べて調節してくれるのでしょうが、ニホンオオカミは絶滅しています。
奥秩父ではニホンオオカミが生き残っているという噂がありますけれど・・・
ニホンジカには可哀相な話ですが、結局人間が捕獲する以外に食害の深刻化を防ぐ手段はありません。このまま放置すれば山を安定させてきた樹林や下草が無くなり、裸地になります。そして土砂が流出するようになり、水源林としての役目を果たさなくなってしまいます。
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ニホンジカの食害がおよぼす山への影響って大きいですね
大峰・台高方面では、立ち枯れがとても目立ちシカにかじられて、痩せた樹が、台風などで倒れ日光が当たる林床には、笹が生い茂り更にシカが増えます。
土が流され根がはれづに樹はどんどん立ち枯れ・倒れています。
始めてみると明るい登山道で、立ち枯れの森は、美しくも見えますが・・・悲しいですね
ニホンジカが、高山植物を食べてしまうなんて考えたくありませんよ~
シカはもともとオオヤマレンゲを食べなかったらしいのですが、エサ不足の影響でいつしか食べるようになったと聞いたことがあります。