豊後ピートのブログ

元北アルプス槍ヶ岳の小屋番&白馬岳周辺の夏山パトロールを13シーズン。今はただのおっさん

東邦航空が山小屋への物輸を再開、ほか

2007年06月11日 | 山を飛ぶヘリコプター
6月初めに連続して発生したヘリコプター墜落事故により山小屋への荷揚げを自粛していた東邦航空ですが、本日から再開したようです。

信州山小屋ネットの記事


今月6日、国土交通省による立ち入り検査が行われていましたが、特に問題はなかったようです。

良かったですねえ。

後は今回墜落したJA9826機の代替がどうなるか、でしょうか。東邦航空にはラマがあと2機あったと思いますが、ホイストがついてなかった気がします。山小屋に着陸して病人を回収するならまだしも、現場から吊り上げができる機体は他になかったと思います。このへんはちょっと記憶があやふやなので、不確かなのですが・・・・



話はかわりまして・・・

ハイキングツアーの一行が下山してマイクロバスで帰る途中、林道の崩落で立ち往生してしまい、今朝になって降りてきた、なんてニュースが出ています。

日経の記事


上高地への入り口にあたる釜トンネルや、白馬大雪渓の登山口である猿倉などは、大雨が降ると規制されて通行できなくなります。猿倉に車を止めていて出られなくなったなんて話は、よく聞きますね。

登山中に大雨が予想される場合は、どこへ下山するか、またどこに駐車するかを、少々考慮しておいたほうがいいです。ま、そんな時に出かけない方が賢いんですけどね。

これに関連して、増水で通れなくなるような箇所が登山道にあるかどうかを、常にチェックしておく習慣をつけたほうがいいです。昨年、北海道の日高山脈・神威岳でツアー登山の団体が増水した川を渡れずに救助要請してしまった事故がありましたけど、その二の舞になります。


ちなみに私は昔、大雪の日に奥多摩の雲取山を登り、三条の湯へ下山して林道を車で走っていたら、雪崩で通行できなくなっていたことがあります。他の登山者と一緒にピッケルで雪かきすること1時間、ようやく抜け出せました。奥多摩をなめてはいけません。




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