豊後ピートのブログ

元北アルプス槍ヶ岳の小屋番&白馬岳周辺の夏山パトロールを13シーズン。今はただのおっさん

恐羅漢スキー場遭難の後始末

2008年03月01日 | 遭難と救助について考える
もうそろそろ、広島の恐羅漢スキー場で行方不明になった7名が生還してから1ヶ月になりますか。ニュースをチェックしてみますと、ポツポツとその後について報道されています。

恐羅漢山の遭難者が知事訪問
中国新聞  '08/2/13

生還した7名が県庁を訪問し、藤田雄山・広島県知事にお詫びの手紙を出したと報道されています。まあ、これだけ派手に報道された遭難事故ですから、やはり後始末はきちんとしなければいけません。

私も年に1通ぐらい、救助した遭難者の方から礼状をもらいます。やはりうれしいものですよ。それに、入院後の経過が書いてあったりすると、時々救助活動の参考になったりもします。

ちょっと話が脇にそれますが、山小屋の診療所にお世話になった場合、礼状を兼ねて下界での診察結果を知らせてあげるといいかもしれません。治療に当たってる学生さんは勉強でやっているわけですから・・・・・


で、もうひとつ、昨日の報道です。

遭難スノーボーダー救助に感謝 町消防団に寄付金 安芸太田
読売新聞  2008年2月29日

安芸太田町の消防団へ救助されたボーダー2名が訪問し、35万円を寄付したとのこと。で、この記事には消防団の救助活動に掛かった費用が簡単にですが出ています。


引用

町によると、今回の遭難騒ぎで町の消防団は2日間で計203人が出動。出動手当と食事代など、あわせて約50万円の捜索費がかかったが、7人に請求はしないという。

引用おわり


「2日間で計203人が出動」ってことは延べ人数でしょうか。ちょっとわかりにくいのですが、それでも消防団の日当が数千円だというのはわかります。消防団だと、この程度の報酬なんでしょうねえ。



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