先ほど、富山の山岳警備隊のドキュメントをテレビでやっていたんで、珍しくテレビに見入っていました。室堂の派出所が出てましたね。
転倒事故でケガして背負い搬送→救急車とか、転倒事故でケガして背負い搬送→肋骨折れてるからダメ→防災ヘリ「とやま」登場という事故例が出た後で、雄山を下山中に道に迷った遭難者が派出所に電話してきたという遭難事故の模様が流れていました。
遭難者からの情報が適当だったみたいで、出動した隊員は捜索に苦労しています。で、やがて遭難者は人工物がある地点までなんとかたどりついたので、その旨をを派出所に連絡、ようやく位置が特定できたので発見、という感じでした。
遭難者は34歳の男性で、雨具を持っていなかったようです。ただのウインドジャケットだったみたいで、このまま見つからずにビバークとなったらヤバかった、と、ナレーターが言っていました。
隊員が「おかしいと思ったら引き返すこと」と遭難者を説教したところで終わったのですが、この「引き返す」ってのがなかなか難しいものだなと思うのです。
だいたい、道迷いでアウトになってしまうようなケースって、「こりゃアカン」と思った頃にはワケのわからん地点にいるか、体力が残っていないなどの理由で、自力下山が不可能になっているわけです。
ようするに、「おかしい」と気づくのがあまりにも遅すぎるんですね。
登山における道迷いって、登山道からいつのまにかはずれて登山道では無いところにいる状態ですから、道ではないところを道だと思いこんでガンガン突き進んでしまったら、引き返そうにもそう簡単に引き返せるわけがないのです。
テレビに出てきた男性の例ですと、おそらく草つきか、岩がゴロゴロした斜面に突っ込んでいるはずです。それなのに相当突き進んでいるわけですよね。なんで早く気がつかないのかと、思うわけです。
最近思いますけどね、地図がまともに読めなくてもいいです。コンパスの使い方を知らんでもいいです。現在地がよくわかっていなくてもいいしょう。でも、登山道から一歩でもはずれたら、すぐに気づいてくれよ、と。
それができれば、明後日の方向へ下山することはあっても、救助要請しちゃう状況に追い込まれることはまずないと思いますよ。
転倒事故でケガして背負い搬送→救急車とか、転倒事故でケガして背負い搬送→肋骨折れてるからダメ→防災ヘリ「とやま」登場という事故例が出た後で、雄山を下山中に道に迷った遭難者が派出所に電話してきたという遭難事故の模様が流れていました。
遭難者からの情報が適当だったみたいで、出動した隊員は捜索に苦労しています。で、やがて遭難者は人工物がある地点までなんとかたどりついたので、その旨をを派出所に連絡、ようやく位置が特定できたので発見、という感じでした。
遭難者は34歳の男性で、雨具を持っていなかったようです。ただのウインドジャケットだったみたいで、このまま見つからずにビバークとなったらヤバかった、と、ナレーターが言っていました。
隊員が「おかしいと思ったら引き返すこと」と遭難者を説教したところで終わったのですが、この「引き返す」ってのがなかなか難しいものだなと思うのです。
だいたい、道迷いでアウトになってしまうようなケースって、「こりゃアカン」と思った頃にはワケのわからん地点にいるか、体力が残っていないなどの理由で、自力下山が不可能になっているわけです。
ようするに、「おかしい」と気づくのがあまりにも遅すぎるんですね。
登山における道迷いって、登山道からいつのまにかはずれて登山道では無いところにいる状態ですから、道ではないところを道だと思いこんでガンガン突き進んでしまったら、引き返そうにもそう簡単に引き返せるわけがないのです。
テレビに出てきた男性の例ですと、おそらく草つきか、岩がゴロゴロした斜面に突っ込んでいるはずです。それなのに相当突き進んでいるわけですよね。なんで早く気がつかないのかと、思うわけです。
最近思いますけどね、地図がまともに読めなくてもいいです。コンパスの使い方を知らんでもいいです。現在地がよくわかっていなくてもいいしょう。でも、登山道から一歩でもはずれたら、すぐに気づいてくれよ、と。
それができれば、明後日の方向へ下山することはあっても、救助要請しちゃう状況に追い込まれることはまずないと思いますよ。
まぁ、本当は地図も読めるのがベストなんでしょうけど・・・
最近地図読みに凝ってるんですが、本当に奥が深いですね。
もちろん、地図を読めるようにしておくのが常識であって欲しいのですけどね。
道迷い遭難をどうやって防止するかを考える場合、地図を読むうんぬんの前に、登山道からはずれることに気がつかない人をどうするかってのが重要な気がします。
これは、、、多分、あえて端的に書かれたんだと思いますが、やっぱり地図読めて、自分の居場所を把握してないとダメでしょう。特に、問題の単独行者の場合は。
霧に囲まれていたり、雨が激しかったりした場合、つい足もとだけ見てしまって、山域によっては獣道や廃道紛れの踏み跡等につっこんでしまうこともありうると思います。場合によっては登山道よりはっきりした林道に入り込んで行き過ぎてしまうかもしれません。
まずは自分の居場所を大まかにでも把握していて、地図をたどって後戻りする能力が必要だと思います。
もちろん、単独かどうか、どういう山域かにもよりますね。
いつもの調子で端的に書いておりますのですが、誤解を招いたようで申し訳ありません。
もちろん読図できることは重要です。
ただ優先すべきことは何かといえば、正しい登山道から逸脱せずに歩けることだと思いますよ。それには廃道や獣道に紛れ込まないように注意を払えることも含まれます。
地図上で自分の位置も分からぬ人間が「正しい登山道」を果たして判断できるか、ということがもしかしたら一番引っかかったのかもしれません。
まあ、タマゴが先か、的な話になってしまうかもしれませんが(笑)
>「おかしい」と気づくのがあまりにも遅すぎるんですね。
この点では大いに同意です。
もう少し進むと崖があるようなので本来のコースに戻る為に少し登り直すと目の前に別の登山者いたのでどうしたのか聞くと、「私の足跡をつけて来た」だけで自分が何処にいるか判らないと言うではありませんか。
地図も持たず、赤旗(テープ)の意味も知らない人が雪山ハイクの感覚で登る現実に背筋が寒くなりました。
それはもう、現場で怒鳴りつけていいレベルだと思いますよ。雪山でそれをやるような人は、いつ行方不明になってもおかしくないと思います。