キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

『毒になる親』 を読んで

2016-06-23 07:18:29 | Weblog
もう一冊 『毒になる親』 著者は スーザン・フォワード

この本を読み終えるには、結構力がいりました。





『毒になる親』 とは、暴力による虐待・育児放棄・性的な虐待・

過度の子どもへの支配 などをさします。


この頃、色々な意味で親の在り方が問われています。





まず、「毒になる親」 に育てられた子どもは、大人になってからどのような

問題を抱えることになるのだろうか?




その子どもがどういう症状を示すかと言えば

「一人の人間として存在していることへの自信が傷つけられており、

 自己破壊的な傾向を示す」

とありました。






訳者のあとがきには


「最近日本では、子どもがおかしくなってきているいわれている。

 だが、子どもは生まれてくるときには無垢のまま生まれてくるのであり

 それを 〈社会〉 のせいにするのはごまかしである。

 社会というのは 〈家庭〉 という最小単位が無数に集まって成り立っている。

 もし子どもがおかしくなってくるなら、その責任のほとんどを負わなくてはならないのは

 家庭であり、つまり親なのである。 と










作者は国際的なセラピストであり、南カルフォルニアでの症例が多いようで

日本人の私には、理解するにはちょっと時間がかかるページも多かったです。









(ひょっとしたら、自分も 〈毒になる親〉 の部分もあったかも?)






第11章は、『怒り』 と 『悲しみ』 について。

人の悲しみや寂しさ・辛さ・楽しさについては、色々解説されていますが、

怒りについては、あまり読んだことがなかったので、そうなんだ!! と

思いながら・・・。






「怒り」 の管理では、

怒りが起きたら、その感覚を嫌がらず、自分が怒っていることを自分に対して

許してやる。怒りが感情のひとつであることは、喜びや恐れがそうであるのとなんら

かわるところがない。感情というのは正しいとか間違っているとかいうものではなく、

ただそういうものがそこに存在しているという事実があるだけなのである。






それはあなたの一部であり、あなたが人間であることの証拠なのだ。

怒りはまた、あなたにとって何か重要なことを知らせてくれるシグナルでもある。




それは、あなたの権利が踏みにじられた、あなたは侮辱された、あなたは利用された

あなたのニーズが満たされていない、などかもしれない。





また、怒りは何かが変わらなくてはならないことを常に意味している。 と




そう言えばこのごろ、『怒る』 ということが滅多にありませんねぇ~。

いいような、よくないような・・・。









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