11月11日(日)に友だち2人とマウリッツハイス美術館展へ。
10時30分に阪神三宮の改札口で待ち合わせです。
鳳駅発 9:11 に乗り、三宮には10時30分過ぎに到着。
(神戸市立博物館)
去年の夏に会って以来なので、とても懐かしかったです。
10分ほど歩いて、神戸市立博物館へ。
日曜日でしたので、満員で15分ほど待って展示室へ。
副題として、オランダ・フランドル絵画の至宝
ともあります。
(館内の大きなポスター)
画家のレンブラント、ルーベンス、そして、フェルメール・・・巨匠たちの競演! とも。
(『自画像』 レンブラント晩年の作品)
オランダ・ハーグにある王立マウリッツハイス美術館は、オランダ領ブラジル領総督を
つとめたナッサウ伯ヨーハン・マウリッツの邸宅を使い1822年に開館しました。
(ルーベンスの『聖母被昇天』 迫力のある宗教画です。)
オランダ黄金時代の絵画の殿堂として世界的に知られ、17世紀
オランダ・フランドル絵画の珠玉名品約800点を所蔵しています。
(マウリッツハイス美術館、案外質素なんだぁ~。と思って・・・。
そこがまたいいなぁ~。)
同館が改修工事に入るため、所蔵の約50点の出品が実現したわけです。
(フェルメールの 『ディアナとニンフたち 』 初期の作品)
でも、何と言ってもフェルメールの 『真珠の耳飾りの少女』 は
魅力的でした。
青いターバンや大きな真珠も目を引きますが、何と言っても
黒い大きな瞳には、すごい目力があると思いました。
(作品には結構ヒビが入っていました。)
構図もびっくりしてこちらを向いているようでもあり
何かを訴えたいたいようでもあり、何となく哀愁感も漂い
色使いも地味なんだけど、決して暗くなくて華やかささえ
感じてしまいます。
口元にかすかみ笑みたたえるかに見えるところから
『北のモナリザ』 とも 『オランダのモナリザ』 とも呼ばれることも
あります。
(ステーンの 『牡蠣を食べる少女』 風刺画。
牡蠣は媚薬とか?)
館内の 『真珠の耳飾りの少女』 は、最前列で見たい人は左側に並ぶ
さらっと見る人は右側に並ぶ。 というように分かれて並ぶようになっています。
こういう経験は初めてなので、なるほどなぁ~。と思いながら
最前列の方に並びましたが。
(ハルスの 『笑う少年』 口元がいいですねぇ~。)
音声ガイドの力も借りて、その時代の様子や構図について
詳しく学ぶことができました。
フェルメールには、11人の子どもがいました。(実際は15人で
すが、4人は夭折する)
義母は財産家でその援助も受けて、よいパトロンにも
恵またようで、少ない作品をじっくりしあげても画家として
生活できたようです。
(ブリューゲル(父)の 『万歴染付の花瓶に生けた花』
この花瓶も値打ち物らしい。)
そのほか 『牛乳を注ぐ女』 『取り持ち女』 『デルフトの眺望』が
印象的でした。
また、レンブラントの 『自画像』 も温かみのある絵で好きです。
ルーベンスの 『聖母被昇天(下絵)』 は さらっと鑑賞しました。
(グイド・レーニ作と伝えらえる
『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』
真珠の耳飾りの少女は、これが元になって
いるのではないか? とする説も。
頭に巻いたターバンは、斬首に際して髪の毛
で斧の刃が滑るのを防ぐため。)
この日のブログは途中で用事ができて、次の日に
仕上げました。
(こんなお遊びもやってみましたぁ~。)
美術鑑賞の後のランチなどは、次のブログで・・・。