8月6日(土)に 文京区にある 『旧安田楠雄邸』 の見学に行ってみました。
東京でも朝5時過ぎから1時間くらいのウォーキグを続けて
いましたが、その時に このお屋敷を発見しました。
門の横にポスターが貼ってあって、この日には防空壕も
見学できることになっていて。
(入口はさほど大きくありませんが、奥行きがあります。)
10時30分・11時・11時30分・12時 ~ には、ボランティアさんの案内も付く
という表記もありましたので、10時30分に間に合うように官舎を出発する予定でした。
ところが、掃除をしたり・ほうれん草ジュースを作ったり・洗濯を干したりしていると
アッ という間に11時20分に!!
『これはいけない!』 と思い11時30分に安田邸に着くように、出発。
(桜の季節には、素晴らしい枝垂れ桜が)
まず、入館料の500円を支払いました。そして、上にあがると荷物も預かってくれて
貴重品やカメラ(フラッシュを焚かなければ撮影OK)を 入れる手作りの布袋も貸して
くれました。(気配りが行き届いて、手慣れた感じがしました。)
(派手さのないしっとりした玄関がなんとも言えない風情があって)
ボランティアさんが来るまで小休止です!
(ボランティさんは、丁寧に説明してくださって いい感じの方でしたねぇ~。)
旧安田楠雄邸は、大正時代から昭和初期の東京山の手の庭園と
住宅の雰囲気を伝え、貴重な価値があるとして、平成10年(1998)3月
に東京都の名勝に指定されました。
(応接間のソファーの生地も昔のままで。)
所有は、財団法人日本ナショナルトラストとなっています。
そこで、日本ナショナルトラストについて、調べてみると 次のようなことが
分かりました。
財団法人日本ナショナルトラストは、独自で運営している観光資源専門委員会により、未来へ
継承すべき対象の指定を行い、さらに所有者から寄贈、委託を受けるか、または買い取る等の
手段により取得することで、保護し、広く憩い、楽しめる観光資源として管理、公開しています。
(座って庭園を観賞できるような設計に。)
邸は、変に凝っていなくて、シンプルな佇まいでとてもよかったです。
(紅葉の秋でしょうか?2階から)
また、安田邸については
大正7年、豊島園の開園者として知られる藤田好三郎がこの地を取得し、
邸宅を建設した。
大正12年、安田財閥の創始者安田善次郎の娘婿善四郎が購入し、
昭和12年に長男楠雄が相続した。
安田家は、金融業を生業としていて、富士銀行の前進らしいです。
(枯山水の庭園でした)
建物は、伝統的な和風建築の書院造や数寄屋造を継承しながらも、内部に洋風の応接間を
設けるなど、和洋折衷のスタイルも取り入れた造りです。
平成7年楠雄氏他界の後、遺族から財団法人日本ナショナルトラストに寄贈され、歴史的建造物
として修復管理されています。
東大の安田講堂もこの方の寄付によるものらしいです。
防空壕もりっぱなものでした。
階段を降りていくと、コンクリートで固められた広い壕がありました。
煙が濛濛としていたので、何故かな? と思っていると蚊取り線香の煙だと
いうことが分かり、クスッと笑ってしまいました。