始まりに向かって

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岡本天明の予言と、ミロクの世

2008-12-02 | アセンション


岡本天明に自動書記がはじまったのは、1944年、終戦間近のことだったという。

天明は大本教に属していたが、第二次大本事件(政府による弾圧)において離脱し、その後神道研究家として暮らしていたという。

自動書記は数字と記号とカナの羅列で、なにが書かれているのか天明自身も意味がわからなかったという。
仲間内の研究者たちが、それらの書かれたものを判読し、文書は「ひふみ神示」と名付けられた。

岡本天明が終戦前から書き始めたこの文書「ひふみ神示」は、1990年代に中矢伸一氏により世間に紹介され、21世紀にむけての文明・宗教のありかたとして新たな解釈とともに脚光を浴びるようになった。

今ではこの文書はアセンションの指南書という感じで、多くの人に読まれている。

地球の天変地異は、たとえばこのように予言される。



*****


寒い所暖かく、暑い所涼しくなるぞ。
心せよ。雨、風、岩、いよいよ荒れの時節じゃ。

世界になんともいわれんことが、病も判らん病がはげしくなるぞ。
食うべきものでない、悪食うて生きねばならん時来るぞ。
悪を消化する胃袋、早うせねば間に合わん。

鏡を掃除してくれよ。
今にこのお告げが一二三ばかりになるから、それまでに身魂をみがいておかんと、
身魂の曇った人には何とも読めんから、早く神こころに返りて居りてくれ。

何も一度に出てくる。
海が陸になり陸が海になる。

世の中一度に唸る時が近づいてきたぞよ。
秋ふけて草木枯れても根は残るなれど、人間枯れて根の残らぬようなことになりても知らんぞよ。
神のこの文、早う知らしてやってくれよ。

空に変わりたこと現はれたならば地に変わりたことあると心得よ。
いよいよとなりて来ているのざぞ。
天の異変に気つけておれよ。

今に人間何も言へなくなるのざぞ。神烈しくなるのざぞ。
目あけて居れんことになるのざぞ。
四つん這いになりて這い回らなならんことになるのざぞ。
のたうち廻らなならんのざぞ。
土にもぐらなならんのざぞ。
水くぐらなならんのざぞ。

人間可哀そうなれど、かうせねば鍛えられんのざぞ。
この世始まってから二度ない苦労ざが、我慢してやり通してくれよ。

獣となりて、這ひ回る人と、空飛ぶやうな人と、二つにハッキリ分かりてくるぞ。
獣は獣の生来いよいよ出すのぞ。

火と水の災難がどんなに恐ろしいか、今度は大なり小なり知らさなならんことになりたぞ。
一時は天も地も一つにまぜまぜにするのざから、人一人も生きては居れんのざぞ。

それが済んでから、身魂みがけた人間ばかり、神が拾いあげてミロクの世の人間とするのぞ。

どこへ逃げても逃げ所ないと申してあろがな。
高い所から水流れるやうに時に従ひておれよ。

いざといふときには神が知らして一時は天界へ釣り上げる人間もあるのぞ。
人間の戦や獣の喧嘩くらいでは何もできんぞ。
くどう気付けておくぞ、何よりも改心が第一ぞ。

三千年の昔に返すぞ、三万年の昔に返すぞ、
三十万年の昔に返さなならんかも知れんぞ。

今の世はひらけたと申しているが、それは半面だけのこと、
半面がひらけると反面がとざされる世の中、

開け放しの明るい世が目の前に来ているぞ、
用意はよいか、

真ん中うごいてはならんと申してあろう、

動くのは外じゃ、
忙しい忙しいと申すのは外側にいる証拠であるぞ、

気つけて早う中心に飛び込めよ、
真中結構、日本は真ん中の国であるぞ
日本精神は真中精神、末代動かぬ精神であるぞ、

三千世界の大掃除であるから、掃除するには、掃除する道具もいるぞ、人間もいるぞ、

今の有様ではいつまでたっても掃除は出来ん。
ますますけがれるばかりじゃ。

一刻も早く日本から、日本を足場として最後の大掃除を初めてくだされよ。
神が致すのでは人間がかあいそうながら、くどう申しているのぞ。

「ひふみ神示ダイジェスト版」(コスモテンパブリケーション刊)より抜粋
      

      
         *****


wiki岡本天明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E5%A4%A9%E6%98%8E


言われていることは、
世界の終末が迫っている、ということと、
それに対して、人間はどうしたらいいのか、ということ。。

神様からの直なアドバイスである。

天明は大本出身なので、「三千世界を建て替え立て直して、みろくの世を実現する」という言い方がされる。

そして未曾有の大災害の末、こころがけの悪い者は死に、こころがけの良い者は生かされて、ミロクの世の人間として新たな生を受ける。

天明の「ひふみ神示」の示す、この世の終わりとその次の世界の建て替え立て直しのあり様は、アセンションという名のちょっとかわったミロク信仰の一つとして、市民権を得、今も人々の心をつかむ力を持っているように思われる。

未曾有の大災害は、いつ来るのだろうか。
それは避けることができないものとして、「時に従いておる」しかないのだろうか。

身魂をみがく、ことが肝要なのだとは分かっているけれど。。



wiki大本より
教義
主要な教義は、お筆先など神がかりによるものである。
多用されているおもな理論は、次の通り。
• 型の論理(大本教内で起こったことが日本に起こり、日本に起こったことが世界に起こるという法則。これを使って近未来の予知が可能となる)
• 立て替え・立て直し(一種の終末論。戦前の官憲には革命思想として捉えられ、徹底した弾圧を生む原因となった)





コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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これは奥が深い (さんた2011)
2011-07-01 01:23:43
369世です
返信する
大いなる世界が現れるのではないか。。 (veera)
2011-07-01 21:30:48

さんた2011様

コメント、どうもありがとうございます。

ミロクは、とても謎めいていますね。

ミロクの世、となると、もう、ありとあらゆる魅惑的かつ刺激的な事象が列挙されて、東洋版の天国と地獄の世界が現出しますね。

今という時が、本当はどういう時なのか、そして、これからどうなるのか、わからないですが、、ここに大いなる世界が現れるのではないかという気持ちで生きてみようではないか、と思いたいところです。
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