始まりに向かって

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地底文明アガルタはあるのでしょうか?

2008-12-05 | その他先史文明
エリック・ノーマンの「地底文明説・・地球内に存在する神秘と謎」は、地底の王国アガルタ(その首都がシャンバラ)について書かれたものです。

地球の内側には空洞があり、もうひとつの世界が広がっていると考える人たちがいるのです。

それはどこにあるのか?。。本当にあるのか?。。

たくさんの人たちが探検にでかけ、また偶然に遭遇し、その体験話をあちこちに残しています。

この本では、それらの聞き書きが、中立の立場から冷静に考察されています。
さわりの部分を以下に抜粋してみます。


       *****



仏教徒の教義に従えば、地球の中心深く、アガルタという地底の国があるという。
この地底の楽園には大人口を有する住民がある。
首都をシャンバラという。

「獣・人・神」という本の著者フェルディナンド・オッセンドフキスーは、あるラマ僧が語ったことをこう記している。

「宇宙の万物は常に変遷し続けている。いかに多くの大帝国、いかに輝かしき大文明が滅び去っていったことか。
ただ一つ変わらぬもの、それは悪しき霊たちの道具たる“罪悪”ばかりじゃ。

いまから6万年ばかりも昔のこと、一人の聖者が一部族をひきいて地の下に消え、二度とふたたび地の上に現れることはなかった。

多くの人々がこの王国を訪れている。
しかしそれがどこにあるのか、知っている者は一人もいない。
それはアフガニスタンにあるという者もあれば、インドにあるのだという者もある。

そこに住む人々は、すべて“罪悪”から守られている。
その境界の中には犯罪というものはないのじゃ。

学問技術は発達しても、それによる破壊行為に脅かされることはない。
地底の人々の知識は、非常に高い程度に達している。
今ではそれは一大大国をなしていて、数知れぬ住民が住んでいる。

この王国とは“アガルタ”のことじゃ。
この国は、地下の通路によって全世界に伸び広がっている。

わしは中国のある学識高きラマ僧から、アメリカの地下洞穴にはすべて、地底に消えた古代民族が住みついているという“ボグド・カン”の話を聞いたことがある。

こうした失われた民族の足跡は、今でも地上で見つけることができる。

知っての通り、東と西の最も大きな二つの大洋上には、かつて二つの大陸があった。

二つの大陸は水の下に消え、住民は地底の王国へ逃れた。

地下の洞穴には特殊な光があって、その光で穀類や草木は成長し、人々は病を知らず、長寿を保つ。

アガルタの首都は高僧たちや科学者たちの住む町並みでかこまれている。

それはちょうど、僧院や寺院の建ち並んだ山の頂上にダライ・ラマのポタラ宮殿のあるラサの都を思わせる。」

ラマ僧は、非常に厳粛な口調でそのように語った。


地球は空洞なりとする説、それは地球の北極と南極に巨大な穴があいているという、まったく破天荒というほかない発想に基づいている。

そしてさらに、これらの極の大穴は、地球内部にひろがる広大な未知の世界へと通じているというのだ。

また、地球の地下には網の目のようにトンネルが張り巡らされていて、さながらハチの巣状を呈しており、それが内部世界につながっている、と主張する人々もいる。

地球内部の住人は温厚な文明人であるとする説によれば、それはアトランティス大陸、レムリア大陸、その他消滅した大陸の生存者につながる未知の民族であるともいう。

「地球空洞協会」のマクドナルド会長は言う。

昔、船が世界の端から先へと航海して行ってしまったというような伝説があったが、こうした伝説の背後にはこのような事実があったのではないだろうか。
地球の端を踏み外して、だれも知らない穴の中へ落ち込み、地球の内部へとはいっていってしまう。。これは、古代の船乗りがみな恐れていた危険だった。

古代人は地下にも王国があることを知っていた。

彼らは船乗りのみやげ話を信じていた。
地底の楽園のこと、半獣人のこと、竜のこと、巨人のこと、小人のこと、妖精や一角獣のことなどを。。

彼らは、神のごとき人々のこと、おとぎ話のような黄金の都市のこと、地底の穴の中の町々のこと、地上の世界ではまだ知られていない奇妙な動物のことなどの話に耳を傾けたのだ。

われわれは、こうした話のすべてに民間伝承とか民話というレッテルを張っている。

しかし、そうした話の中に隠されている真実を見逃してはいないだろうか。

民間伝承とは、実は隠れたる人類の歴史なのだ。



       *****



こういった話は、興味本位で語ることはかたく禁じられています。
また玉石混交、古今東西、ありとあらゆる話がごちゃまぜになっているので、話そうと思ってもためらわれるのだけれど、なにがしかの真実を物語っているように思われてなりません。



wikiシャンバラより

1.『時輪(カーラチャクラ)タントラ』で説かれる理想の仏教国のこと。語源はサンスクリット語で「(幸福を)維持/用意/収集/養育するもの」などの意味。→シャングリラ
2.1が神秘的に解された地底の国アガルタの首都のこと。しばしば理想の楽園と解釈されている。



ダライ・ラマ法王日本事務所HP「カーラチャクラ」
http://www.tibethouse.jp/culture/kalachakra.html
中央の写真はポタラ宮殿



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