「ホピ・この惑星を救うテックワ・イカチという生き方」という本を読んでみました。続きです。
ホピ族長老のダン・エベヘマと彼が招へいした白人著作家の共著です。
リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
「テックワ・イカチ」とは、大地と生命という意味で、大地と交わり、生命を祝う、と解されます。
1975年から10年間発行された伝統派のニュースレター44冊の題名でもあります。
ニュースレターの日本語訳HPは下記になります。
↓
「テックワ・イカチ」全翻訳
http://hyla.jp/hopi/Techqua_Ikachi_Index.htm
「ホピ・神との契約・・この惑星を救うテックワ・イカチという方法」という邦題の本書は、この伝統派のニュースレター「テックワ・イカチ」を資料の一つとして書かれたものです。
ホピ族伝統派が白人の協力を得て英語で記したニュースレターは、伝統的ホピ族が書きしるした数少ない文章の一つです。
「ホピの予言」は文章としては伝承されていませんから、原典の一つと言っていいかもしれません。
本書はそのニュースレターや石版、岩絵ロードプラン、その他言い伝えを分析して、ホピの予言は現代に生きる人間にとってどのような意味をもつものかを書いたものです。
*****
(引用ここから)
長老たちは、予言された出来ごとがいつ頃起こると見ているのであろうか。
ニュースレター「テックワ・イカチ」に見る次の言葉がこの問題に答えている。
「ホピの予言は決まった日付を打ち出していないが、ホピは来たるべき未来を見る方法を心得ている。
地球の自然なバランス、人間、野生動物の動きと行動を注視することだ。
動物は危険な環境も、好ましい環境も探知する感受性をもっている。
とくに注視するように言われているのが、“人間の行動”である。
人間は地球・自然界の大敵だからだ。
そこで、未来を見るわれわれの中心的情報源は人間である。
人間は、その行動を通して、望む目標に至るからだ。
人間は、創造主の法則の価値を低めることによって、じょじょに世界の未来を決定してゆく。
創造主の法則を無視して行動することが、繁栄を生むか、災害を生むかについては、人類は自力で世界の問題を解決し、平和を作りだせると考えている。
(しかし)すべての人間が、聖なるものとして創造されたのだから、人間としてのわれわれは、一つの目的をもってこの惑星に置かれたのである。
土地を世話し、大地を害から保護し、それが提供するすべてのものをいつまでも享受する、ということである。
他方この創造の法則を生きられなければ、われわれは大地を失う結果になるだろう。
これは大創造主によって据えられた人類普遍の計画書である。」
・・・・
石板を見てみよう。
「小道の石」の石板の裏の、頂上に見える弓は、火族のシンボルである。
それは彼らが世話役であることを示している。
裏面の下に始まる、ぐるりと囲む線は時間である。
失われたかけらを一つにすれば、そこにあるどんなシンボルも、マサウとホピの創世に関係するにちがいない。
線をなぞるとバハナ到来以前の、ホピの放浪の時代を示すS字線を通る。
それから1906年にオライビで起こった分裂を象徴するV字線に来る。
終わりが近づいたときに、それが位置付けられていることに注意してほしい。
それはすでに起こっていて、「ロードプラン」は、第三次世界大戦勃発前にそれが起きると告げているので、歴史的には第4周期の終わりは遠くないと推定できるのである。
「遠くない」とは、教示に従っていてさえ、何世紀も引き延ばせないという意味である。
「教示」はこの「終わりの時代」を生き抜くためのものであることを記憶してほしい。
「小道の石」の石板の表側を見ると、端が欠けた後に残されているシンボルは、終わりには人類が大分裂し、混とんとした情況になることを示している。
「ロードプラン」に描かれた上の水平線を見ていただければ、石板と同様な線で終結していることが分かる。
再び言えば、第4周期の混とんたる最後がここに見える。
「白い兄が“失われたかけら”を手にして戻り、それを合わせる時のみ、終わりの正確な事が分かるだろう。」
わたしたちは警告されていると考えるべきである。
(引用ここまで)
*****
この本に紹介されている「ホピの予言」また「伝統派のことば」は、ニュースレターの原文と照らし合わせて、ていねいに確定しなければいけないと考えますが、それはまた後日に譲りたいと思います。
続きます。(次回が最終です)
写真は石板「小道の石」の裏面
関連記事
「ブログ内検索」で
ホピの予言 14件
インディアン 15件
環境 15件
舟 14件
などあります。(重複しています。検索結果は15件がマックスのようです。)
ホピ族長老のダン・エベヘマと彼が招へいした白人著作家の共著です。
リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
「テックワ・イカチ」とは、大地と生命という意味で、大地と交わり、生命を祝う、と解されます。
1975年から10年間発行された伝統派のニュースレター44冊の題名でもあります。
ニュースレターの日本語訳HPは下記になります。
↓
「テックワ・イカチ」全翻訳
http://hyla.jp/hopi/Techqua_Ikachi_Index.htm
「ホピ・神との契約・・この惑星を救うテックワ・イカチという方法」という邦題の本書は、この伝統派のニュースレター「テックワ・イカチ」を資料の一つとして書かれたものです。
ホピ族伝統派が白人の協力を得て英語で記したニュースレターは、伝統的ホピ族が書きしるした数少ない文章の一つです。
「ホピの予言」は文章としては伝承されていませんから、原典の一つと言っていいかもしれません。
本書はそのニュースレターや石版、岩絵ロードプラン、その他言い伝えを分析して、ホピの予言は現代に生きる人間にとってどのような意味をもつものかを書いたものです。
*****
(引用ここから)
長老たちは、予言された出来ごとがいつ頃起こると見ているのであろうか。
ニュースレター「テックワ・イカチ」に見る次の言葉がこの問題に答えている。
「ホピの予言は決まった日付を打ち出していないが、ホピは来たるべき未来を見る方法を心得ている。
地球の自然なバランス、人間、野生動物の動きと行動を注視することだ。
動物は危険な環境も、好ましい環境も探知する感受性をもっている。
とくに注視するように言われているのが、“人間の行動”である。
人間は地球・自然界の大敵だからだ。
そこで、未来を見るわれわれの中心的情報源は人間である。
人間は、その行動を通して、望む目標に至るからだ。
人間は、創造主の法則の価値を低めることによって、じょじょに世界の未来を決定してゆく。
創造主の法則を無視して行動することが、繁栄を生むか、災害を生むかについては、人類は自力で世界の問題を解決し、平和を作りだせると考えている。
(しかし)すべての人間が、聖なるものとして創造されたのだから、人間としてのわれわれは、一つの目的をもってこの惑星に置かれたのである。
土地を世話し、大地を害から保護し、それが提供するすべてのものをいつまでも享受する、ということである。
他方この創造の法則を生きられなければ、われわれは大地を失う結果になるだろう。
これは大創造主によって据えられた人類普遍の計画書である。」
・・・・
石板を見てみよう。
「小道の石」の石板の裏の、頂上に見える弓は、火族のシンボルである。
それは彼らが世話役であることを示している。
裏面の下に始まる、ぐるりと囲む線は時間である。
失われたかけらを一つにすれば、そこにあるどんなシンボルも、マサウとホピの創世に関係するにちがいない。
線をなぞるとバハナ到来以前の、ホピの放浪の時代を示すS字線を通る。
それから1906年にオライビで起こった分裂を象徴するV字線に来る。
終わりが近づいたときに、それが位置付けられていることに注意してほしい。
それはすでに起こっていて、「ロードプラン」は、第三次世界大戦勃発前にそれが起きると告げているので、歴史的には第4周期の終わりは遠くないと推定できるのである。
「遠くない」とは、教示に従っていてさえ、何世紀も引き延ばせないという意味である。
「教示」はこの「終わりの時代」を生き抜くためのものであることを記憶してほしい。
「小道の石」の石板の表側を見ると、端が欠けた後に残されているシンボルは、終わりには人類が大分裂し、混とんとした情況になることを示している。
「ロードプラン」に描かれた上の水平線を見ていただければ、石板と同様な線で終結していることが分かる。
再び言えば、第4周期の混とんたる最後がここに見える。
「白い兄が“失われたかけら”を手にして戻り、それを合わせる時のみ、終わりの正確な事が分かるだろう。」
わたしたちは警告されていると考えるべきである。
(引用ここまで)
*****
この本に紹介されている「ホピの予言」また「伝統派のことば」は、ニュースレターの原文と照らし合わせて、ていねいに確定しなければいけないと考えますが、それはまた後日に譲りたいと思います。
続きます。(次回が最終です)
写真は石板「小道の石」の裏面
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ホピの予言 14件
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環境 15件
舟 14件
などあります。(重複しています。検索結果は15件がマックスのようです。)
コメントありがとうございます。
お返事がおそくなり、すみません。
予言って、人をひきつけるなにかがあるように思っています。
先のことを知りたい、知っていると思いたい、人間の本性かもしれないですね。
予言だから当たらないかもしれないのですが、予言がなされると多分人間はそれに耳を傾けるのでしょうね。
それが一種のマインドコントロールになってしまう可能性のことをご指摘なのだと思います。
世界が滅びるとすれば、自分は生き残る方だ、というおごりと錯覚が生まれる可能性はありますね。