先日、政府が発表した「南海トラフ」で発生する巨大地震予想を受けて
高知県の須崎市では独自の地震対策を発表した。それは…
【巨大地震に備え、地下水位の変動や、ナマズやニワトリなどの動物の
異常行動を地震の前兆となる現象ととらえ観測。動物に何か異常があれば
即、住民に知らせる】というもの
笑ってはいけない。彼らは大真面目だし、それが功を奏することも十分に
考えられる。だが、任務を帯びた役人たちの“活躍”を僕の頭は勝手に想
像し出し、香港のドタバタ映画やアメリカのオバカ映画さながら、彼らの
抱腹絶倒の様子が浮かんでくるのである
任務を帯びたある役人は、朝から晩まで、いや夜中に起きだして、自宅や
役所に設置されたナマズの水槽を監視している…。その額には汗が光り
目はランランと使命に燃えている。また、ある役人はニワトリ小屋で暴れる
鶏たちに振り回され、泥だらけになっている。別の役人は、メモを手に野良
犬を追い回している
それら活躍に、香港映画「プロジェクトなんちゃら」のテーマ曲が被る
次のシーンでは、なまずを口にして逃げるネコを、役人が必死に追いかけている
役人が鶏に囲まれ、藁の中でタマゴを温めている
役人が野良犬に追いかけられている
と…ちょっと茶化してしまったが、地震予知はあらゆる手を使うべきで
彼らの活躍は決して無駄ではない。結果的に市民の命を守るものとなる
ことを信じるものである
しかし、だ
毎年、莫大な税金を投じて、偉~い地震学者たちに研究させているのに
「確かな成果」はなく、結果的になまず頼りとは…なんだかなー