「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

常識?

2007年12月28日 16時04分25秒 | Weblog

科学の父ガリレオ・ガリレイ(1564~1642)は
地動説が正しいと言ったため
宗教裁判・異端審問所審査にかけられた
「地球が宇宙の中心ではなく
 自転しながら動いている?
 馬鹿馬鹿しい
 そんなものは科学ではない
 宗教的には罪悪的な説だ」と
ローマ教皇庁検邪聖省から有罪の判決を受け
終身刑を宣告される
結局、死ぬまで軟禁された

そのガリレオの教え子で
近代生理学の父と賞賛される
英国人ハーヴェイ博士(1578~1657)
1628年に「血液は体内を循環している」と発表した際は
世間から「まわり屋」と非難された
「まわり屋」とは、ラテン語で「いかさま師」で
ニセ薬を売り歩く商人の意味
当時の常識は
「血液は血管中を往復している」だったのだ

つい数十年前
米国でタバコのテレビCMに
高名な医者が出演し
「タバコは健康に良い」と発言し
喫煙者が女性にも広がった

戦時中、「国民は国家のためにある」と
声高らかに叫んだ男は勲章を得たが
「国家は国民のために存在する」と
言い切った哲人は投獄され獄死した

江戸時代、役人は庶民の上にいた
現代、役人は庶民の公僕(形式上では…)

戦時中のドイツで
大虐殺を指揮したヒットラーを賞賛するのが当たり前だった
現在、ヒットラーを褒めると投獄される

R・レッドフォードは
「正しい戦争もある」というテーマの
戦争映画を作った
未来…に、彼は「愚か者」のレッテルを貼られる…?

つい最近まで「核」が国を守る術と大国は信じた
その「核」が、いまでは厄介なお荷物になっている
「核」は、大学の研究室でも製造可能なのだ
小国も持ち、ついにはテロリストや個人も持つだろう…と
多くの大国の指導者が不安になっている
「誰がこんな物作ったんだ!」

近い未来…
どんなことが常識で
何が非常識になっているか
興味は尽きない
けれども、常識を作るのは
その時代の人間であることだけは確かだ


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