「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「私」

2007年12月27日 15時46分55秒 | Weblog

北海道の雪景色の模様が
ニュースで流れた
望郷の念しみじみ…
雪を見ると、温かい何かに包まれる感じだ

「雪は温かい」

そう聞くと
都会や南国の人は意外に思うかもしれないが
吹雪の際、雪に穴を掘って隠れ
一命を取り留めた例は多い
風で奪われる体温を雪の穴が守ってくれるのだ

そのことだけではない
北国の子供にとって
雪の中はホッとできる
“温かい隠れ家”なのだ




その雪で北国の子供たちは遊ぶ
雪合戦やカマクラ
そして雪だるま作りは
代表的な遊びだ
僕も子供の頃、あたりが暗くなるまで
夢中で遊んだ

他にも『人文字遊び』というのがあった
除雪車が通った後に道の端にできる
雪の壁や吹き溜まりの雪の丘に
子供たちは、それぞれの格好で飛び込む
それが雪上にさまざまな文字や図を作るのだ

米国在住の御婦人のブログ(http://blog.goo.ne.jp/izy_56)
にも記載されていたが、雪の上に仰向けで倒れ
手足を大きく広げると…
雪上に「Snow Angel  天使」が出来上がる、という具合

子供の頃は、さまざまな文字や模様を
雪の平原や雪壁につけたものだ

時には「欽ちゃん走り模様」


  変形で「欽ちゃん横飛び」



更には「逆さ欽ちゃん」など…



ある時、僕は「私」
という字を作ろうと考えた
書き順はメチャメチャだった
まずは「人べん」…
次に横の「ム」




と あることに気がついた
「私」を書こうとしたら
その前に「仏」が出来ていたのだ





でも、当時の僕は深いことなど考えず
「人べん」に向かい
「大の字」になって飛び込んだ



不恰好ながら「私」が出来た…


最近、このことを思い出す
「私」のなかに「仏」が隠れていることに
ある種の不思議さを感じる

僕の考える仏とは
「大いなる善の行いの人。人を善に導く人」だ

自分にも、善なる行動をし
人を善に導く「仏」が冥伏(みょうぶく)しているのだ

そしてまた、他人を騙し糊口をしのぐ
愚かな悪人にも…


あることを思い出した
釈迦が説いた法華経「如来寿量品第十六」に
仏の徳、つまり「仏とは」を説明した経文「自我偈(じがげ)」がある
それは「自我得仏来…」で始まり「速成就仏身」で終わる

」で始まり「」で終わっている
繋げると「仏とは」「自身」になる…

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