発想の転換

　ウチの会社、ショボさには定評が昔からある（笑）。
他にも色々揶揄される言葉で表現できるが、つまらんトラックバックが貼られるので書けましぇん。
とりわけ、施設に関してはボロイ！あまりにもボロイ！
食堂プレハブの屋根は飛ぶわ、ボイラーの煙突は落ちるわ・・・。
作業用エレベーターはギロチンだし・・。

しっかーし、ぼろいという事が逆に強みになる場合もあるのダ！！

　先日、うちのカイシャでも健康診断があった。
この健康診断、社内で行う為に工場施設を利用するわけだ。

・・ここで問題なのだが、普段は目にとまらないボロクてショボイ個所が従業員の目に触れるのダ！
検査の中で、どうしても隔離して行う検査がある。
その施設として、年に一度の大掃除しかしない埃だらけの部屋が利用されている。
この部屋、管理職の着替えに利用されているの。あまりにも酷い状態なので、お掃除をシマス。
今年は人員削減されているので、俺がやりますた（汗）。

　掃除の甲斐もあり、検査時にはガマンができる程度にはなった部屋。
さて、従業員が次々に部屋のドアを開けて中に入る。
建物自体がガタが来ている以上、ドアが真っ当な訳が無いのだ!

従業員が入る際には、ドアが”ぼろい”のでしっかりと閉まっていない(笑)。

半分くらい開いている。従業員はスッーと入っていくわけなのだ。そして、ドアを閉める。

　喜劇は退出する際に起こるのだ。

出ようとして、ドアノブを握る従業員。

しかーし、ドアノブは空転する。果てしなく回転するのダ！
１回転、2回転・・回るノブ(笑)。

ドアが開けられない・・・と焦る従業員。

その慌てぶりは入り口付近の俺に、痛い程伝わってくるのだ。

凄い状態になると、物凄いドタバタ音が・・・。

そこで、俺が助け舟を出す。

　『あー、そのドアノブ回してもダメ。

　ドアを押してください！(笑)。』


　ドアノブは壊れているので、回してもドアを開けられない。
単にドアノブを握って前方に押して開けるのが、弊社の作法。

　戸を押して出てくる従業員の顔には、安堵の表情が浮かぶ。


　この部屋は、知らない人間にとっては出入りできない、工場で一番セキュリティが厳重なのカモ。

でも、毎年段々と知れ渡ってきているので、改造が必要かもな(笑)。
俺的案としては、

　『見かけはドアだけど、開けるのは、ふすまタイプ。左右に戸を動かす』ってのもいいかな？
でも、こんなの忍者屋敷くらいか・・・。

　【補足】
　似た事として、工場の外トイレの話がある。納入トラック運ちゃんが使ったりする。
外トイレに入って鍵を閉めたらしいが、用を足した後に、鍵が動かなくなった模様。

　あー、スイマセン、ぼろいカイシャで。慣れれば、大丈夫なんだけどぉ。

　狭い密室から出られなくなった恐怖で、運ちゃんはドアに足蹴り。1回程度じゃ、開きゃしません。
数回力を込めて蹴って出られたようだ。
翌日、その破壊されたドアの有様が物語っていたから。


　運ちゃん、『何ていう工場だっ！』と思ったろうね(笑)。

　俺も思うもの(笑)。



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