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「バリ島ロングステイを考える-1」(業界のヤラセか?)

2005-05-08 17:35:11 | インドネシアとバリ島の話
 
 いっきょに「バリ島ロングステイ」の実行実現の為の細かなパーツの考察に入ろうとした。が、今日の記事は、若干その予定を変更する。

このテーマ、このシリーズは、我輩自身順序だてて真剣に取り組みたく、いま一度、ロングステイの考え方、大げさに言えば定義を整理しておきたいのである。今日から早速バリ島詳細の記事を期待されていた読者にはお詫びする。次回記事から具体的にバリ島に入っていく。


海外ロングステイ?= Long Stay・・・?
~ たぶん、長期滞在、という意味であろう。
和製英造語の多い我が国、ともかく「この言葉」は人によって立場によって解釈がまちまちのようである。
潮流としては一体全体、何を意味する「熟語」だろうか?
ひとまず先輩に聞いてみた。
ロングステイを専門に紹介しているホームページもいくつか開いてみた。
今、おおよそ分かったが、まだ、十分ではない。

ひっくるめた結果、我輩の解釈は、
日本の国籍をもつ日本人が、長期にわたって日本以外の外国の定まった地に住み、生活を営む事である。しかしあくまでも、移住や永住を目的としない。
長期滞在の期間が問題であるが、普通の観光パッケージ旅行よりおおむね長く、おおむね10日以上~1or2ヶ月以内、という事になるようだ。このような期間、日本を離れて海外で(仕事や特別の滞在目的を持たずに、ただひたすら単純に)生活する。
おおよそこんな意味になろうか。

これで前置きが終わった。

今日の主題に入る。
バブル崩壊まで、うなぎのぼりに右肩上がり、成長に次ぐ成長を遂げてきた海外旅行人口は、虚しくもバブル崩壊後、一旦は減少したものの相変わらずの海外旅行人口は横這いになった。依然、旅行業者の過当競争、国際線航空運賃の値引き競争、各種旅行代金の値下げ競争は今尚継続中である。そんな中、あいかわらず旅行業者の業績は伸び悩み、将来の展望がたたないまま試行錯誤を続けている。この状況下、ロングステイの「合言葉」は、そんな収益率の低迷から活路を開く新しい流れになるかどうか、業者にとっては、それが問題である。いずれにしても今、旅行業界の「あらたな動き」のひとつであることには違いない。
ロングステイブームは、旅行業界の収益率増加に貢献できるのかどうか?
旅行業界から見れば、中高年齢層向け海外ロングステイをあらたな旅行消費パターンの造成の可能性を求める切り口であるには違いない。可能かどうか?いまだに見えていない。
なぜか?すなわち海外ロングステイ商品は、過去の団体観光客商品の滞在期間を延長して一日あたり滞在費の格安感を出した商品であって、なんら既存既成の商品の中身と変わらない、大差はない。ロングステイは、旅行業者にとっての付加価値が少ないのではないか。むしろ、渡航者の現地滞在が長期化したことによる、ハンドリングの手間隙がかかるので営業効率が悪くなるとも考えられる。長期滞在中、旅行業者に余分な金が落ちるかどうか。長期滞在中に旅行業者に依頼しなければならない、頼らなければならない事柄があれば、オプションで商品が販売できるであろう。が、その可能性も少ないのではないか。そうなって来ると、ますますロングステイを商品化しても、旨みが無いばかりか、収益率の低下にも繋がる。いいかえれば、手間隙ばかり掛かって中身の薄い商品となる。昨今の試行錯誤の中、大手老舗の旅行業者はこのロングステイ商品に着手したがらない傾向にあると考える。旅行業者は果たして「海外ロングステイの商品化」がどこまでできるのか?あるいはできないのか? 現在に至るまで、どうやら完全な商品化は出来ないようである。これはあらためて考察したい。
これに反し、中小旅行業個人業者が多く見受けられ、インターネットを繋げば「各種海外ロングステイ」の広告を打ち出したサイトにぶちあたる。
はたして、利用する顧客はいるのか?
多様化するロングステイ希望顧客のニーズに、はたして十分こたえられる体制ができているのかどうか?
本当に(業者として)利益が出るのかどうか?
興味をそそる問題点がたくさんあるが、幅が広く、全体像が見えてこない・・・
しかし、この種のサイトに一貫した共通点がある。
ロングステイ希望者が、すべからく「初心者」であるという捕らえ方だ。
はたして「ロングステイ希望者」は、初心者なのか?ベテランなのか?ベテランとすれば、何を持ってベテランとするか?考えれば切が無い。訳がわからなくなる。

結びとして、以下の宿題を投げかけておく。

(1)所詮、ロングステイの内容は、消費者(長期滞在希望者)自らが、手作りで企画するものであり、今すでに、業者が介入するジャンルから乖離しているのではないか?

(2)消費者の手作り企画をより効率的にする為、このブログで共同研究的に記事を書き進めれなければならないか。

(3)さらに、バリ島を中心に記事を書き進めるものの、バリ島以外の「ロングステイ候補地」も比較対照的に取り上げるべきであろう。

(4)消費者のターゲットとして、年間120万円を基準として、ロングステイが可能かどうか?可能ならば、どのような制約が入るのか?どう組み立てれば可能か?などなど、フィールドワークを例にとり、具体的に検証し、より快適なロングステイが如何なるものか、読者とともに、研究していきたい。

以上、
 今日は、これまでとする。

<続く・・・ 次回投稿予定:5月15日(日曜日)>

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<写真資料説明>
場所:バリ島、スミニャックの長期滞在向け高級ヴィラ
撮影:2004年3月下旬撮影、
 遅い夕刻、おおむねサンセットの約20分前くらい?に、シャッターを切った。
高級ヴィラの中庭は、広い。この時間、よく手入れされた中庭通路の角々に「ランタンのともし火」がつき始める。時は、その一歩寸前。
我輩としては、快心のショット、の、心算だ。
つまり、思いがけなく出来の良い「写真」かな、と、自己満足している。
読者には、熱帯地域でしか味わえない、幻想的な夕暮れの雰囲気をご堪能頂ければありがたい。

?ウム~・・・
ご堪能?いただけてるかな~
だめか、、、 ごめんなさい・・・

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (バリ島ロングステイ)
2009-03-07 12:49:57
世界屈指のリゾート地でありながら、独自の伝統が息づくバリ島は、
近年、旅行地としてだけでなく、ロングステイや定年後の移住、
新しいビジネスを生み出す地としても注目されています。
返信する
>バリ島ロングステイさま (エセ男爵)
2009-03-13 12:29:05
コメントありがとうございます。
古い記事にアクセス頂き、光栄です。
そして貴兄のブログ?!さっそくお伺いします。
返信する

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