白夜の炎

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薄煕来続報-遠藤誉氏のサイトより

2012-04-19 15:22:51 | アジア
 遠藤誉氏のサイトからです。(http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120416/231032/?P=1)

 「本来なら今回は周永康と薄熙来の関係を書くはずだった。しかし、4月10日に突発的な事件が起きた。したがって、今回はこの事件について述べさせていただくことをお許し願いたい。周永康と薄熙来の関係は、また後でお話しさせていただく。

 重慶市元書記・薄熙来が中共中央における職務のすべてを剥奪された――新華社が4月10日、正式に発表した。党の規律に対して重大な違反行為があったという理由で、中共中央政治局委員会、中共中央委員会から除名された。今は中共中央紀律検査委員会(中紀委)が取り調べを進めている。遠からず、党籍を剥奪し、司法による裁きへと移行するのだろう。


ニール・ヘイウッド氏は、薄熙来の息子の家庭教師

 「党の規律に対する重大な規律違反」に関しては、これまで書いてきたので、十分にご理解いただいているものと思われる。

 注目すべきは薄熙来の妻である谷開来(グー・カイライ)が同時に刑事事件で逮捕されたことだ。

 嫌疑は殺人罪。

 被害者はイギリス人のニール・ヘイウッド(Neil Heywood)氏。

 2011年11月15日に重慶市のホテルで、遺体で発見された。

 これに関して薄熙来も関与していたらしい。薄熙来は中紀委から司法に回される時に、刑事事件でも逮捕されるかもしれない。

 もし刑事事件で逮捕されることになれば、中共中央政治局委員による重大犯罪として中国建国以来、初めての事件となる。

 筆者は拙著『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』を執筆する時点で、この谷開来が殺人容疑で逮捕される可能性があることを掌握していた。しかし、谷開来は公人ではないので「殺人」に関しては書くのを控えた。執筆時に掌握していた「情報」がこのたび、司法当局によって公になったので、控える必要はなくなった。

 ニール・ヘイウッド氏は「ビジネスマン」とか「実業家」いう表現で報道されている。しかし、実態は少し異なる。
 同氏は薄熙来の妻・谷開来とその息子・薄瓜瓜(ブォー・グワァグワァ)(1987年~)と非常に親しい仲にあった。ヘイウッド氏が最初に薄熙来一家と接触を持ったのは、薄熙来がまだ遼寧省大連市の市長をしていた時期(1993年~2000年)であったという。妻の谷開来は息子・瓜瓜を欧米に留学させたいと思っていた。そこでヘイウッド氏に息子のイギリス留学を依頼。ロンドンにある同氏の卒業校であるハロー校(Harrow School)に入学させようとした。

 ハロー校は1572年に創立された名門のパブリックスクールで、13~18歳までの男子生徒が通う。卒業後はオックスフォードやケンブリッジに進学する者が多い。年間の学費が200万円を超える貴族学校でもある。

このハロー校に入学させるため、ヘイウッド氏は瓜瓜の家庭教師となった。

 やがて瓜瓜はイギリスに渡り、ハロー校に入学した。卒業後、オックスフォード大学に進む。しかし成績不良により順調に進級はできなかったらしい。女性との乱痴気騒ぎも取りざたされた。その後、アメリカに渡ってハーバード大学のケネディー学院に進学した。「華麗に見える」青春を送っていた。

 父子のギャップ――毛沢東路線をとり「革命歌を歌おう」キャンペーンを推進する薄熙来と、「貴族学校」に入学して欧米文化を堪能する息子――に関するネガティブな情報は早くからネットを賑わしていた。瓜瓜にかかる多額の学費をどのように工面したのか、に関してもさまざまな憶測を呼んだ。

 ニール・ヘイウッド氏はイギリス政府のスパイ機関に関係していたのではないか、という噂がある。これは少し違うようだ。彼はかつてコンサルティング会社を経営しており、その顧客の中にHakluytという会社があった。この会社の創業者の一人が、元イギリス軍情報局(MI6)で働いていた、というにすぎない。イギリス政府は「ニール・ヘイウッド氏は軍諜報といかなる関係もない」と明言している。


薄熙来の前妻と同居する環境で瓜瓜を出産

 一方、谷開来は北京大学を卒業した後、弁護士事務所を開設。アメリカで起きた裁判で、中国企業を勝訴に導いたこともある。なかなかのやり手で美人でもあることから「中国のジャクリーヌ(元ケネディー大統領夫人)」というあだ名が付いた。

 谷開来の父親、谷景生は軍の高級幹部だった。母親も軍幹部。そのため文化大革命の時に一家は迫害を受けて投獄された。まだ小さかった谷開来は一人残された。小学校にも上がれず、肉売り場で肉を切る仕事に就いたりして自活の道を模索した。幼い女の子が実に「的確に肉を切る」姿が逸話として残っている。

 谷開来はそんな中でも琵琶の訓練をして、その抜群の腕が評価された。『毛沢東逝去』という映画の葬儀場面に流れる琵琶の音(ね)は、谷開来が奏でたものと言われている。

 薄熙来と谷開来が知り合ったのは1984年、と薄・谷夫妻は言っている。しかし実際は北京大学在学中(1978~82年)だったと、当時のルームメイトが証言している。なぜ、このような粉飾をする必要があったのか。二人が知り合った当時、薄には既に妻子がいたからだろう。薄熙来は軍医を務める李丹宇と1976年に結婚している。元北京市書記、李雪峰の娘だ。李丹宇との間には息子・薄望知がいた。

 それでも谷開来と不倫を続け、瓜瓜が生まれた。李雪峰と李丹宇は激怒し裁判を起こした。しかし、そこに薄熙来の父親・薄一波が介入し、李丹宇との離婚を超法規的に成立させた。谷開来は、いわば略奪婚により、「正室」の座に収まった。谷開来が弁護士の資格を取得したのは、その翌年だった。

 なお、薄熙来と前妻との子である薄望知(のちに李望知に改名)は、今年に入って(王立軍事件の前に)薄熙来によって冤罪で投獄されている。次期党大会でチャイナ・ナインに入る際に支障をきたすので、李丹宇を黙らせるためこうしたと言われている。


ネットでささやかれる「情のもつれが原因で谷開来がヘイウッド氏を殺害」

 谷開来はやがて、瓜瓜にかかる高額な教育費やイギリスにおける生活費の管理をニール・ヘイウッド氏に任せるようになった。それがさらに発展して薄熙来や谷開来の資産(80億元、約1000億円以上)を海外に移し管理する役割も任せるようになったとのこと。いわば「薄家の執事」のような存在だ。

 経費の管理に関するトラブルが「殺人」の原因、と表面的には言われている。ちまたでは、男女の情の縺(もつ)れも動機の一つとなったとの情報も充満している。

 その原因を作ったのは薄熙来の女性関係だったようだ。自らを毛沢東の再現と自負していた薄熙来は、女性関係においても毛沢東に倣(なら)ったのか。相手の女性の数は数十人、いや百人以上だという情報もある。女性(情婦)の斡旋を担う部下もいたとのこと。2011年2月に更迭された鉄道部の元部長・劉志軍の場合と同じだ。

 薄熙来の女性関係は大連時代に遡らなければならない。

 当時の大連市副市長・袁憲千の不審死した娘や、大連テレビ局の美人キャスターで、失踪した張偉傑などは、薄熙来が手を付けた数多(あまた)の女性の中の一例だという。谷開来が嫉妬に狂って殺(あや)めたのではないかと、以前から噂が立っている。ほかにも2人、薄熙来の周りで不審死を遂げた女性がいる。「やったのは谷開来だろう」と、これも中国大陸以外の海外中文ネットで、早くからささやかれている。巨額の金で解決した者もいるらしい。

 ニール・ヘイウッド氏の場合は逆だ。

 10歳年下のイギリス男性に、谷開来の方が惹かれ、ヘイウッド氏に離婚を迫ったことがあるとの情報が、海外中文ネットに多数ある(例えば香港の『リンゴ日報』を情報源とするものなど)。薄熙来への仕返しだろうか。ヘイウッド氏の妻は王露露という中国人女性。二人の間には子供もいる。

 ただ、離婚を迫ったのは、2007年に谷開来が腐敗疑惑で調査を受けたことが原因だとも言われている。谷開来は自分の取り巻き連中の誰をも信じなくなり、彼らに離婚を迫ったと言われている。つまり本当に自分に忠誠を尽くすなら、家族にさえいかなる秘密も明かさないことを証明するために「離婚しろ」と迫ったというのである。

 そのどちらであるか定かではないが、ヘイウッド氏が離婚を断ったあたりから、谷開来との関係がギクシャクし始めたとか。

 この経緯に関しては確たる証拠がないので何とも言えないが、ほぼ断定できるのはヘイウッド氏が毒殺されたということである。用いられた毒薬は「シアン化カリウム」らしい。

 香港の『明鏡新聞網』は、重慶市南岸区(中国共産党)委員会書記・夏澤良がこの毒薬を都合し、薄熙来の部下に渡したという。実際に殺害に関与したのは薄家の使用人であった張暁軍だったと、香港の月刊誌『外参』が報道している。前出の『リンゴ日報』などは、実行したのは薄熙来の部下・車克明(大連国家安全局前局長)だとしている。いずれにせよ彼らが白状すれば、少なくとも「毒殺」の事実は解明され、指示を出したのは誰か、も明らかになるだろう。

いや、すでに明らかになっていると思う。張暁軍も車克明も、その身柄は司法の手の中にある。

 まだ正式に公開していないだけだろう。

王立軍は、ヘイウッド氏の「死」に疑問を持った

 中国の政局において重要なのは、ニール・ヘイウッド氏の死が、王立軍・元重慶市公安局長のアメリカ領事館(成都)亡命とつながっていることだ。

 王立軍は、この殺害自体には関わっていない。

 むしろ、その「死」に疑問を持った側だ。

 ヘイウッド氏が遺体で発見されると、重慶政府はすぐに「急性アルコール中毒による心臓発作」として片づけた。おまけに検死もせずに、間髪を入れず「火葬」にした。

 「東北の虎」の異名を持つ王立軍は、その経緯にピンとくるものがあったのだろう。

 不審に思った王立軍が、ヘイウッド氏の「不審死」を調べていくうちに、その線上に浮かび上がったのが、なんと、谷開来だったという。

 「すわ、一大事!」とばかりに、急いでそのことを薄熙来に告げると、いきなり激しいビンタを喰らった。罵声が飛んできた。

 薄熙来と王立軍の関係が決裂した背景は複数あるが、決定的だったのは、この瞬間だったらしい。

薄熙来は、今度は王立軍の命を狙うようになる。口封じのためだ。

封じようとしたのは「ニール・ヘイウッド氏の死因」に関する疑惑だろう。同氏を殺害したのが薄熙来なのか、それとも谷開来なのか、あるいは二人の共謀なのか、今のところその真相は明らかにされてない。

 この時、前回の連載で述べた中共中央の元老・喬石が既に動いていた。

 薄熙来を解任するシナリオを早くから描いていた喬石は、薄熙来が懐柔した成都軍区と、王立軍が管轄する公安が一体化するのを恐れ、まず薄熙来と王立軍を切り離すことを考えた。「王立軍を重慶市公安局長から外せ」という指示を薄熙来に出したのは喬石だ、と北京で会った鉄流氏は言う。どこから入手した情報かは知らないが、何かルートがあるのだろう。

 中共中央の動きを知った薄熙来は、王立軍の命を奪うことの緊急性を再認識した。

王立軍が中共中央の手に落ちたら、自分の舞台裏がすべて伝わってしまう。

王立軍は自分の陰謀のすべてを知っている。

「一刻も早く口を封じなければならない!」

 こうした流れの中で王立軍は、薄熙来の手から逃げ、夜道を飛ばして成都に向かい、アメリカ領事館に逃げ込んだ。クルマが特定されると追跡される恐れがあるので、他のクルマを使った。そのクルマを提供してくれたのは重慶市渝北区の公安分局局長・王鵬飛だった。遼寧省時代からの最も信頼できる部下である。王鵬飛は既に取り調べを受けている。

 アメリカ領事館で王立軍は、一刻も早く中共中央に来てほしいと願ったことだろう。

 だから北京中央の国防部が迎えに来た時には、「喜んで」北京中央の手に落ちた。

 これが唯一の「命の保障」をしてくれる道であったことを王立軍は知っていたからだ。

 拙著『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』では、この時の王立軍の心境を268ページに書いた。

 しかし、その遠因に「ニール・ヘイウッド事件」があることは書かなかった。谷開来が嫉妬心から大連市副市長の娘を殺害したという噂があるように、今度は薄熙来がヘイウッド氏の殺害を部下に指示したのではないかと推測した。自分はどんなに浮気をしても、妻の不倫は許さないということなのか、と考えたりもした。

 また一方では、谷開来が自分の不祥事の口封じをするためにヘイウッド氏を殺害したのではないかという疑念が消えなかった。あるいは、そういう男女間の問題ではなく、単なる資産関係のもつれかもしれない。

中共中央政治局委員の不始末は共産党の権威に関わる

 今般、中共中央は谷開来を殺人罪で検挙した。

 しかも外国人を殺害した容疑だ。だからようやく少しは書いても許される状況になった。

 王立軍がアメリカ領事館に逃げ込んだだけでも、中国共産党政権の問題が国際社会に露呈している。さらに中共中央政治局委員の妻(あるいは本人)がイギリス人の殺害に関与していたとなると、中国共産党の恥が国際問題化していくことになる。

 中国共産党にとって、このような恥があるだろうか。

 イギリス政府が積極的に動き始めたのは、王立軍がアメリカ領事館に逃げ込んだ後のことだ。この符合はすなわち、王立軍が何かしらの情報をアメリカ領事館に持ち込み、その一部をアメリカがイギリスに通報したことを示唆する。

 ここまで事態を放置したのは中共中央の責任ということになる。

 しかも薄熙来は中共中央政治局委員。

 彼が国際刑事事件に関わっていたとなると、中国共産党の威信に傷がつき、国民から「任命責任」が問われる。共産党による絶対的統治は安定を欠いていくことだろう。

このため筆者は次のように考えている――チャイナ・ナインは、もしかしたら薄熙来がニール・ヘイウッド氏の毒殺に何らかの形で関与したことを知りながら、まずはその妻・谷開来を殺人容疑で検挙したのではないだろうか。谷開来は党の公人ではない。彼女を殺人罪で逮捕しても、党にとってはまだ浅い傷ですむ。谷開来は「身代わり逮捕」のようなものであると言えなくもない。筆者は谷開来が公人であるか否かを基準にして「書くか書かないか」を躊躇したので、チャイナ・ナインの心情を同じ理由で推測してしまうのである。

 拙著『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』269ページに(胡錦濤は)「王立軍の口から薄熙来に関する裏事情をしっかり握ろうという算段だ」と予測した。

 その予測通り、盗聴した膨大な薄熙来の声を、王立軍は中紀委に提供したとのこと。しかも、胡錦濤国家主席がじきじきに、王立軍を聴取しているという。

 王立軍の亡命行為は、本来なら死刑か終身刑に値する。しかし、(中共中央が指導する)司法は、王立軍に対しては寛大な措置を考えるだろう。中国にとってのもっと大きな危機を回避させてくれたことを評価する可能性がある。今、中共中央にとって王立軍ほど貴重な生き証人はいない。

 谷開来に関しては、死刑か終身刑が待っているだろうと、中国大陸以外の中文ネット界は大騒ぎだ。「中国のジャクリーヌ」は、薄熙来という野心家に嫁いだばっかりに、悲惨な末路をたどることになるのだろうか。

第2の毛沢東を目指した野心家を、チャイナ・ナインの1人が支えているとしたら…

 13億人もいる中国の国民と、9000万人近くいる中国共産党員。そして強固な集団指導体制。そのような中、薄熙来というたった一人の人間が巻き起こした一連の事件に、なぜ中国全体がこれほどの衝撃を受けるのか。ふしぎに思う日本人が少なくないと思う。

 しかし、薄熙来は第2の毛沢東を目指した野心家だ。

 2008年に国務院副総理になろうとした彼は、定年退官する当時の国務院副総理・呉儀に強烈に跳ねのけられた。「裸退をしてもかまわないので、薄熙来だけは自分の後任に就けてはならない」(呉儀)。激怒した呉儀らにより、薄熙来はいわば「左遷」された――中央の商務部部長(大臣)から地方の書記に追いやられた。

 この時、中国はちょうど北京オリンピックを迎えようとしていた。改革開放によって「豊かになった中国」を謳歌し、宣伝していた。その一方で地方の民は「貧富の格差」に不満を持った。赤いノスタルジーがチラチラと燃え始めた。その民の心に目を付けて、薄煕来は最後の勝負に出た。

 惑わされた民が彼に付いた。成都軍区を金で買って味方に付け、武装警察を膨らませていけば、一定の力は持ちうる。
一直轄市の書記にすぎない者が、中国人民解放軍7大軍区の一つを掌握するなど、中国建国史上なかったことだ。しかし薄熙来は成都軍区を、金にものを言わせて掌握した。


 2011年11月10日、空前の規模の成都軍区軍事演習を薄熙来が指揮したことがその何よりの証拠だ。成都軍区は以下の広大な領域を網羅する――四川省、雲南省、貴州省、チベット自治区及び重慶市。おまけに公安・武警を異様に膨らませ、司法を抱き込んで、法を無視して、私的目的で動かす。こんな大胆不敵なことをやらかした地方指導者は前代未聞だ。
 もし、それをチャイナ・ナインのナンバー9である周永康が、何かしらの理由で支えているとしたら、何が起きるか。

 あと数カ月で政権交代の党大会がやってくる。

 最も安定した政権運営が求められている時期だ。

 そんな時に、風雲急を告げる政変と解任逮捕劇が起きた。

 党にひびが入って弱体化するのではないか、と懸念する向きがあるかもしれない。

ところが事実は逆だ。

 今、すべての幹部が「胡錦濤国家主席に従って、その下で動こう!」と大声で叫んでいる。その姿勢は、党だろうと軍だろうと政府だろうと、中央だろうと地方だろうと変わらない。中央テレビ局(CCTV)でも、我を争って叫ぶ様を、毎日映し出している。

 そう――。

 実は今、胡錦濤は、政権を担った10年の間で最も大きな力を持つようになっているのだ。

 習近平は、今、あらゆる意味において胡錦濤を支え、胡錦濤側に立っている。

 薄熙来が仕掛けた「国盗り」の勝負は、胡錦濤と習近平の結束をますます強めた。

 胡錦濤・温家宝・習近平が一体となって政権移行を進めている。

 (本来ならば政治的ライバルであったはずの)現政権のトップと次期政権を担う予定の者が、このような協力をするなど、中国の歴史において前代未聞のことだろう。

 その背後にある思惑と絡み合いを、この連載の中でさらに追いかけていきたい。」


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2 コメント

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Unknown ()
2012-06-04 02:32:26
 何故に、死因=アルコール中毒で即座に火葬されたニール氏の死因の薬剤まで明らかになったのでしょうか?
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Unknown (Unknown)
2012-06-04 11:30:54
関係者に対する取り調べの結果、というのが伝えられているところです。
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