白夜の炎

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「ウナギから基準超セシウム 研究者通報、都県は調査せず」/朝日

2013-05-17 16:39:09 | 放射能
 自治体が放射能汚染をあえて隠ぺいしようとしているのか。あるいはただ単なる怠慢なのか。

 なぜウナギが汚染したのかを考えないのか。水はどこから来るのか。その水は飲料や農業用に利用されていないか。

 いくらでも検討することがありそうなのに。

 あるいはだからこそ調べないのか…。


「【福井悠介】

 東京都と千葉県の県境を流れる江戸川で釣り人が取ったウナギから国の基準を超す放射性セシウムが検出されたとする研究者の調査結果について、3月末ごろ把握した都と千葉県が、独自調査や情報の公表を先送りしていたことがわかった。両都県は「漁業でなく流通しないので調査しなかった」と説明している。

 調査したのは近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)。東京都葛飾区で自営業女性(47)が3月9日に釣ったウナギから、国の基準値(1キロあたり100ベクレル)を上回る147・5ベクレルの放射性セシウムが検出された。ゲルマニウム半導体検出器で調べた。女性は、報道で江戸川下流にセシウムがたまっていると知り、山崎教授へ送ったという。
 公的調査の裏付けや、他の魚種への影響を調べる必要性を考えた山崎教授は3月末、水産庁へ通報。同庁は都と千葉県へ知らせたが、両都県は16日までに調査をしていない。

 都水産課は「流通に回るものが基本的な検査対象。ウナギ漁は夏から」、千葉県漁業資源課は「県内になりわいでとっている人がいない」としている。

 水産庁は「食べている実態があれば調査するよう都県に連絡した」と説明。17日、山崎教授が保存する検体の調査を始めた。

 山崎教授の調査によると、4月と5月に同じ女性が江戸川で釣ったウナギ4匹で1キロあたり97・4~129・6ベクレルを検出し、3匹で基準値を上回った。江戸川周辺は趣味のウナギ釣りが盛んで釣り雑誌にも紹介されている。これまで公的機関では、江戸川で取れたウナギで基準値超えは確認されていない。
     ◇
 〈江戸川河口などでセシウムの魚介類への影響について調べる東大・鯉渕幸生准教授(沿岸環境学)の話〉 ウナギが雑食で、川にいる魚はセシウムをとりこみやすく、捕獲した所が川底にセシウムがたまる河口近くなど、複数の要素が重なったまれなケースではないか。河口付近の他の魚や貝を調べているが、セシウムは検出されていない。ただ、注意深く調査を続けることが必要だ。」

http://digital.asahi.com/articles/TKY201305170093.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201305170093

韓国龍山基地に残る旧日本軍施設

2013-05-17 14:52:18 | 戦争犯罪
 他国を滅亡させ、歴史的遺産を破壊し、そのあとに軍事拠点を構築する。

 そうして彼の地の人々を支配し、自らは優等民族だと自己満足に浸る。
 
 その意識はとめどなく拡散して、ついには彼の地の女性を性欲処理の道具にしてもかまわないとまで考え、そのための組織を軍の資金と名によって実現する。

 そしてそこで暮らし、長年を過ごした戦争世代によって、その意識が戦後日本に持ち越され、きちんとした内在的批判のないまま今日に至る。

 その結果、橋下徹のような知性もまともな人権感覚もない輩が登場し、世界に向かってとんでもない発言をするに至る。

 さらにそのような人物を、そのような輩と知りつつ、人気者に仕立てたテレビ局-日本テレビその他-があり、それを支えた連中がいたはずだ。

 そのような日本の原点の一つが以下の場所。是非ともきちんと整備管理してください。


「創刊企画 龍山(ヨンサン)基地遺跡の再発見

龍山(ヨンサン)米軍基地内 日帝時の兵営施設そのまま保存
"近代建築物の宝庫…類例のない歴史文化遺産"

 2016年に返還されるソウル龍山(ヨンサン)米軍基地内に1906~1945年にかけて日帝が作った朝鮮駐屯軍兵営施設が130棟以上そっくり残っていることが確認された。 これと関連してパク・ウォンスン ソウル市長は16日「(国土交通部が推進中の)龍山(ヨンサン)基地跡公園造成はソウルの100年を決定することになる選択」とし、市民の意見を反映して基地跡全体を生態公園として長期造成する‘龍山公園造成特別法’改正を推進すると明らかにした。

 <ハンギョレ>が最近ユ・スンヒ民主党議員を通じて入手した<軍駐屯地内近代建築・施設一斉調査委託研究報告書>を見れば、龍山基地内には計1245棟の建物があるが、このうち132棟が1906年以後に日帝強制占領期間に築造され保存されていると発表された。 この報告書は文化財庁の委託を受けて建築史研究者であるキム・ジョンホン培材(ベジェ)大教授チームが2011年7~8月に国内で初めて実施した現場調査結果を基に作成したものだ。 保安を理由に調査が不可能だった建物50余棟を含めれば残存する日本軍兵営施設は更に増えるものと見られる。

 兵営施設は主に基地の北側地域(メインポスト)と南側地域(サウスポスト)に残っているが、それぞれ58棟、66棟が集まっている。 また、基地内の極東工兵団部隊(FEDコンパウンド)に5棟、キャンプ コイナー、キャンプ キム、国連軍家族住居地域(国連コンボイ)にもそれぞれ1棟がある。 メインポストには兵営施設が、サウスポストは宿舎が主にあった所で、建物は全て保存状態が良く、メインポスト側は米軍勤務施設として、サウスポスト側は宿舎として使われている。 キム教授は建物の配置を通じて日帝強制占領期間の日本軍の指揮本部と野戦軍配置構造を垣間見ることができると説明した。 国内で特定地域に100棟を超える近代建築物が過去の景観を維持したまま保存されている事例はここが唯一だ。

 キム教授は「130棟を超える日本軍の兵営建物が残っているのは日本にも類例がない」として「100年前の日本の韓半島・大陸侵略の実体を示す世界的な歴史文化遺産」と話した。 また、外部に突出したバットレス(主壁を支える外部構造物)を活用した軍兵舎施設は古典主義から近代建築へ移る過渡期の様式を見せており、洋式応接間、ペチカにオンドルを組み合わせたことも特徴だと彼は付け加えた。 キム教授は「龍山駅と連結された龍山基地は、世界戦争史の流れにより日本軍が戦争に対応する方式をそっくり見せる近現代人類文化遺産の価値を持つ」と評価した。

 一方、パク・ウォンスン市長は龍山公園造成方向を問う<ハンギョレ>の書面質問に送った返事で「現在は米軍駐屯地であるため一般人の接近は不可能だ。 内部がどうなのか分からない状態で保存、撤去を語るより、基地跡内部を公開することが優先だ。 以後に市民の共感の中で、保全しなければならない建物は保全し、撤去しなければならない建物は撤去しなければならない」と話した。

イム・ジョンオブ、チョン・テウ記者 blitz@hani.co.kr

韓国語原文入力:2013/05/16 22:13
http://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/587841.html 訳J.S(1626字)」

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/14728.html

国益を害する橋下徹

2013-05-17 13:52:45 | 政治
「橋下氏慰安婦発言:米報道官「言語道断で侮辱的」
毎日新聞 2013年05月17日 10時41分(最終更新 05月17日 11時25分)

 【ワシントン西田進一郎】米国務省のサキ報道官は16日の記者会見で、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の従軍慰安婦に関する発言について「言語道断で侮辱的なものだ」と非難した。米政府が公式の場で、同盟国である日本の政治家を真正面から非難するのは極めて異例だ。

 サキ報道官は「戦時中に性的な目的で連れて行かれた女性たちの身に起きたことは、嘆かわしく、とてつもなくゆゆしき人権侵害であることは明らかだ」と強調。米政府として、改めて慰安婦に対する深い同情の念を表した。

 そのうえで「我々は、日本が近隣諸国と共に、これら過去に起因する事柄に対処し、それらの国々と前に向かって進んでいけるように関係を深めるよう取り組み続けることを期待する」と語り、歴史認識問題などの克服に向けて日本政府が取り組むよう促した。」

http://mainichi.jp/select/news/20130517k0000e030147000c.html