アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

「神様なんかくそくらえ」と東京国際映画祭開幕!

2015-10-24 00:55:02 | 日記
また今年も東京国際映画祭の季節がやってきました!ふふ、ミーハーな私には楽しいお祭りの始まりとともに、久々に忙しい日々の始まりでもあります。


ヘレン・ミレンとサイモン・カーティス監督

今回は「黄金のアデーレ 名画の帰還」という映画ののサイモン・カーティス監督の通訳で、レッドカーペットの上をチョロチョロしておりました。
それにしても、ヘレン・ミレンの美しさったらありません!!御歳70歳だそうですが、歳を重ねるということは素晴らしいと納得させる貫禄、かっこよさ、
セクシーさ、可愛らしさ、一言で言うと、大女優っぷり!そばにいるとその神々しいばかりの輝きが眩しくてクラクラします(笑)。


実話に基づいた映画だそうで、とても面白い!

この映画、ウィーンから追われたユダヤ人家族の持っていた名画をナチスが略奪し、やがてオーストリア政府の手に渡ったものを、
勇気のある老婦人が若い弁護士と組んで、最高裁でオーストリア政府と戦い、勝利を収め、名画を取り戻す、というシリアスな映画ですが、
ユーモアとウィットに富み、大いに笑い、そして最後にしみじみと涙する娯楽作品でもあります。オーストリアにもユダヤ人にも関係の
ない私ですが、見終わって、勝利の爽快さとともに別離の悲しみが深い余韻となって響きます。


「神様なんかくそくらえ」

映画祭開幕直前に、去年の東京国際映画祭グランプリ、監督賞W受賞した「神様なんかくそくらえ」のジョシュア・サフディ監督が来日し、まる2日間びっちりの
取材通訳をいたしました。映画祭でも通訳担当だったので、1年ぶりに監督にお会いできてうれしかったですし、今回さらに深く背景の話が伺えて興味深かったです。

ニュヨークの路上生活者でジャンキーな女の子の切ない恋の物語で、激しくて切なくて、痛いです、とっても・・・。
主演の女の子の実話で、「路上のシンデレラ」のキャッチコピーのごとく、実際彼女は今ロサンジェルスに住む女優さんになってしまったのですね。
映画で人生変わっちゃったんですねえ、ほんと。監督(ご兄弟です)たちも人生変わったようです。いやはや。


これも映画祭上映作品です。

今日、明日と取材通訳させていただいてるのが、「ディーン 君のいた瞬間」のアントン・コービン監督。U2、デペッシュモードなどの写真やミュージックビデオ
などでも有名なカメラマンでもあり、「コントロール」など長編映画を何本も撮っている映画監督ですが、ご本人もすら〜っと背が高くて、細〜くて、ミュージシャンのような
かっこよさ。一見気難しそうですが、実はお茶目で気さくなところもある、とても魅力的な方です。この映画も、アーチストとカメラマンという二人が出会い、
お互いの人生を変えた話で、ジャジーな音楽の流れる、渋くてセクシーな映画です。雨のタイムズスクエアに佇むジェームス・ディーンの写真、というと思い出せるでしょうか?その写真を撮ったカメラマンとジェームス・ディーンが出会った時の話なのです。


アントン・コービン監督。この写真は、ちょっと前かな?

今日まで関わった3本の映画は、なぜか「二人の関係」を扱ったものばかりです、そういえば。「アデーレ」は絵を取り戻そうとする老婦人と若い弁護士の話。「神様・・・」はジャンキーな二人の激しすぎる恋愛の話、そして「ディーン」はスターになる直前の俳優と駆け出しの、やがて有名になるカメラマンの出会いの話。


アンドロイドと人間が共演する「さようなら」。日本映画です。

まだまだこれからいろんな国のいろんな映画の監督や俳優さんたちの取材やら記者会見、質疑応答などの通訳をさせていただきます。アンドロイドと人間が共演する映画とか、
精神病院でそれまでの暴力的な治療法と戦い芸術療法を取り入れた、ブラジルの精神科医の女性の話とか、ヨット休暇を楽しむ夫婦とそこにジョインしようとしていた子供たちを
翻弄する事件が起こるチェコの映画とか、いやはや映画を見るのと同様、お話を伺うのも楽しみです〜!

今開催中の東京国際映画祭、お時間があれば、ぜひチェックしてみてください!
http://2015.tiff-jp.net/ja/

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