絶賛上映中。
「この映画、すごいから見てみて」!と韓国映画に詳しいお友達に勧められ、見てみました「お嬢さん」。
どっひゃ〜!!
かなり昔、同じパク・チャヌク監督の「オールドボーイ」を福岡の映画祭でみたときも度肝を抜きましたが、
この「お嬢さん」も勝るとも劣らないパワフルさ!!
官能的でグロテスクで、裏切りに続く裏切りのサスペンス復讐劇・・・
全く長く感じない2時間半、どこかにぶっ飛ばされて、見終わって映画館を出て新宿歌舞伎町を歩いても、
電車に乗っても、一体自分がどこの時代のどこの国にいるのか定かでないほど、なかなか映画の世界から
現実に戻れませんでした。
私があまり韓国映画に慣れていないせいもあるのかもしれませんが、いやあ、すごいわ・・・。
これも絶賛上映中。
萩上直子監督の作品はどれも好きですが、この新作があるのを見逃していました。
「かもめ食堂」が好きな友達から「よかったよ」と言われ、慌てて見に行きました。
これまでの、ほんわか、マイペースで淡々と生きる人々の癒し系ムード溢れる作風から、トランスジェンダーの主人公を中心に、ネグレクトされた
子供やら同性愛に悩む子供、親子関係の軋み、などなどかなり人間の痛みにがっつり食い込み、監督としてさらに違う段階に
入ったことを感じさせる作品です。
でもね、編み物が出てくるおかげでこれまでの可愛らしさ、空気感は失われていないのも嬉しい。
なぜか最初から小川のせせらぎのような涙が流れてきて止まらず、最後には洪水のような涙になり、見終わってから
目の周りが塩分で痒くなりました(笑)。
ペーパーマットのかるたを読もうと努力中。
「普通」であることの難しさ、誰かの子供であること、親であること、恋人であること、夫婦であること、
家族であること、一緒に住むこと、食べたり、お洗濯したりといった生活の営み・・・あれやこれや登場人物の一人一人に
共感しながら、自分のことをいちいち振り返り、これまでのたくさんの間違い、謝りたいこと、感謝することを
たくさん思い出させるのです。
カップゼリーをつるり。
「お嬢さん」で現実からぐ〜んと引き離され(SFじゃないのに)、なんとなく宙ぶらりんなまま、次の日に「彼らが本気で編むときは」を見たら、
しっかりと現実に突き戻され、痛いところや見たくないところまでじっくり考えさせられ、でも最後には笑っちゃうシーンで終わるのが暖かかったなあ。
チャコールモンキーの「レフトオーバー・サーカス」という舞台。
いつもお世話になっている方が出演するので見てきた舞台。ウエルカムステージで、子供も大歓迎なので娘と一緒に、またお友達の1歳児君とも
一緒に見てきました。サーカスと夫婦愛を引っ掛けるという、とんでもないひねりをうま〜く演出した、楽しめて泣ける舞台でした。
暗転すると子供達がきゃあきゃあいって怖がるのががおかしかった・・・子供って暗がり怖いんだよね、単純に(笑)。
銀ブラしたけど、眩しいよ〜。
ああ、映画も舞台も楽しいですね〜!どんどん見たいな〜〜!!