べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

夕化粧

2020年09月21日 14時52分45秒 | 哀愁


たそがれにふと香る
おしろい花の
なんてさみしいことでしょう

どこかで
しまい忘れた風鈴が
こころ細げに泣いてます

そのはかなげな調べにまた少し
闇が深まり静けさが
増したような気がします

ひとめを忍んで咲く花の
なんて哀しいことでしょう
あでやかな香りがうす闇に
やさしくほどけていくようです




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