おまえはいつもそばにいて
一心にぼくを見つめてくれた
緑がかったその瞳はまるで
朝露にぬれた葡萄の粒のようだった
けれど
なでてあげる頭は
もうそこにない
さすってあげるお腹も
もうそこにない
名前を呼んでも
おまえの声は聴こえない
しっぽで床をたたく微かな音さえ
聴こえてこない
おまえはいつもそばにいて
ひたむきにぼくを見つめてくれた
そのまるい瞳にはいつも
おまえを見つめるぼくの姿が映っていた
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べそかきアルルカンの“徒然読書日記”
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