銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

スリーピー・ホロウ

2020-08-13 00:08:11 | さ行
今宵は1999年制作の「スリーピー・ホロウ (DTS EDITION)」!
NY近郊で語り継がれている伝説をワシントン・アーヴィングが「スリーピー・ホロウの伝説」として小説化したことで広く知られるようになった“首無し騎士(Headless Horseman)” の話をティム・バートンが独自の脚色を加え、名コンビのジョニー・デップを主演に据えて映画化したゴシック・ホラー作品。

18世紀末、NY郊外のスリーピー・ホロウ村で連続して首が切り落とされた死体が発見されるが、頭部はどこにもないという猟奇的連続殺人事件が発生していた。NY市警の捜査官イガボット(J・デップ)は、科学捜査から得られた証拠を重要視するという考え方を持つ、当時としては異端の刑事であったが、この事件を解明し犯人を確保するために同村に派遣されるのだが……という前振り。

基本的にゴシック・ホラーなのだが、ファンタジーの要素やJ・デップのコミカルな言動と相まって興味深く観られる作品。相変わらずティムの作り上げる世界観というか映像は、独特でありながら、いつの間にか引き込まれてしまう。また、J・デップもオタク気質と幼少期のトラウマを上手く演じていて、やぱり好きな俳優の一人だな。因みに“首無し騎士” の話、アメリカでは誰でも知っているくらい浸透しているとのこと。
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