銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ジョン・カーター

2020-08-05 00:05:36 | さ行
今宵は2012年制作の「ジョン・カーター」!
ターザンの作者として有名なエドガー・ライス・バローズの古典SF小説「火星のプリンセス」を原作としたSFファンタジー・アドベンチャー。「スター・ウォーズ」のルーカスも「アバター」のキャメロンも影響を受けたと述べるほどの原作で、初版は1917年と100年も前のもの。

世界各地を探検していた大富豪のジョン・カーター(テイラー・キッチュ)が突然急死し、甥のE・R・バローズには、遺産とともに一冊の日記が引き継がれる。その日記には、かつてジョン・カーターが、全宇宙を我が意のままにしようとするマタイ・シャンによって滅亡の危機に瀕していた未知の惑星バルスームに飛ばされたという驚愕の体験が……という前振り。

過去に2度ほど映像化(アニメと実写)の話はあったが、なかなか実現されなかった作品で、1世紀も前の内容とは思えないほど練られたSFもの。流石ディズニーが手掛けるとこうなるのか、という感じでわくわくしながら観られる。興行成績はあまり振るわなかったが、これがスター・ウォーズより先に制作されていたら違ったかもしれない。
コメント