銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

セルラー

2020-08-07 00:03:50 | さ行
今宵は2004年制作の「セルラー (2DISC EDITION)」!
偶然に繋がった電話を軸に物語が展開していくクライム・サスペンス。原案が「フォーン・ブース」の脚本を手掛けたスリラーの大御所ラリー・コーエンで、これまた電話(今回はモバイルフォン)を題材にして、時間と共に上り詰めていく緊迫感をデヴィット・R・エリス監督が半端なく描いた作品。

ある日、自宅に押し入ってきた男たちにジェシカ(キム・ベイシンガー)は拉致誘拐され、とある家の屋根裏部屋へ監禁されてしまう。誘拐された理由も分からず、恐怖に慄くジェシカだったが、壊された電話を組み直し、外部への発信を試みる。何回か試すうちにライアン(クリス・エヴァンス)の携帯電話に繋がり、状況を説明するのだが、ライアンは半信半疑で……という設定。

サスペンスでありながら、カーアクションがあったり、コメディ的味付けがあったり、監禁系スリラーがあったり、とよくもいろいろな要素を詰め込んでいながら上手く仕上げたなという感じの作品で、一気に観ることが出来る。K・ベイシンガーの迫真の演技、売れっ子になる前のC・エヴァンスの演技も見もので、なかなかキャストにも良い面子をそろえた感が強い。
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