あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

バンクーバーオリンピック閉会式&フィギュア雑感つづき

2010-03-04 16:22:03 | フィギュアスケート
 録画しておいたオリンピックの閉会式を、ざっと観て感じたことを少しだけ書いてみたい。
 
 正直、”オー!カナダ ”的、”メイプルリーフ 万歳 ”的、”私もあなたもカナダ人 ”的演出に辟易していた私は、途中、くたびれた初老のロック歌手みたいなひとが出てきた時、またカナダローカルのおっさんシンガーかと、失礼なことを考えていたら、なんとあの ”ハート・オブ・ゴールド ”ニール・ヤングではありませんか!!ぶっとんだ私は、閉会式で、ソチのPR部分とマイケル・J・フォックス(治療がうまくいっているのか元気そうでしたね )以外で唯一画面に釘づけになりました。まあ、ほんとうにカナダ、カナダ、カナダで、あそこまで臆面もなくナショナリズム全開だと・・・、やっぱり辟易するわけですが、先住民族に敬意って言ってる割には、”白人色の濃い”閉会式でしたよね。ほんとうにカナダ人はカナダ人が好きなことはよくわかった・・。まあ、ニール・ヤングに免じて、後半の安っぽいロックコンサート乗りには目をつぶろう。(日本のWカップの時も、あんまり自慢できるようなものではなかったし・・。)ソチのPR部分は、やはり芸術的でした。バレエもよかったし、トリノの金メダリスト、ナフカ/カスタマロフのアイスダンスカップルによる湖畔のダンスの映像はため息が出るほどエレガントでした、ロシアのプライドを感じる演出でしたね。

 さて、まあ、バンクーバーのフィギュアについてとりとめもなく書いてきたんですが、あんまり裏事情など知らない私にも、カナダVSロシアの構図は見えて来るわけで、今回は、カナダ(とローリー・ニコル)の圧勝に終わったわけですが、事前のロビー活動の賜物という側面もあるらしいですが、プルシェンコが金獲れなかったことは私的には納得なんですが、じゃあ、パトリック・チャンを使ってプルシェンコを批判させてたローリー・ニコルの振付がどうかと聞かれると、まあ、チャンを観ても、ライサチェクを観ても、あんまりいいと思わないんですよね。技てんこ盛りの新採点対応プログラムだってことしかわからない。

 それと、オリンピック後、”日本人が日本人の評価を下げるようなロビー活動をしている”としか思えないような発言を多々見るにつけ、こんなことは、カナダやアメリカ、ロシア、韓国では絶対にありえないだろうなあと思ってしまう。公式な意見では無いにしても、インターネット社会では、そういう意見がいつの間にか肥大化して、公式(ジャッジ)見解になってしまうっていうことはありえるし、選手の耳に入るってことも大いにあるから。カナダ人みたいなのもどうかと思うけど、せめて自国選手のあげあし取り発言は止めた方がいい。カナダ人やアメリカ人やロシア人は、絶対に、自国選手が「3Aの軸が曲がっていたから金獲れなかったのも仕方無い」なんて言わないと思う。

 EX再放送されるみたいですね。エキシビション、ペアの川口・スミルノフ組の演技はよかったですね。コミカルさだけでなく、彼らの芸術性と技術もしっかり見せることができたと思います。それと、エキシビションでよくある、ボーカル曲をかけて、なんとなくそれらしくムーディに滑る演技ではなく、高橋大輔の今季EXの、ひとつひとつの音を拾っていく演技は、私的にはツボです。歌子コーチが言っていたように、あの音楽を表現する才能は凄いと思う。手の動きだけ見ていても飽きない。結局、フィギュアの採点を100%客観的にするなんて人間が採点している限り無理なこと。どうしても好みなどが入ってきてしまう。だから上位選手についての、ある程度の実績考慮点は仕方ないと思う。高橋の点数に文句を言っている人に言いたいんですが、自国の選手がジャッジから評価されていることがそんなに腹立たしいんですか?外国から見たら、そういう日本人の特性っておかしいと思う。