あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

皇室典範改正問題について

2006-02-08 09:12:00 | ニュース
 紀子さまご懐妊のニュースを受けて、またこの問題(のみ)がクローズアップされて大騒ぎであるが、実のところ、自分の生活とはあまりにもかけ離れた問題、存在であるので、ほとんど関心がないというのが正直なところなのだが、私がこの問題に興味があるのは、皇室の女性たちの人権問題という点のみである。皇太子の「人格否定」発言を思い出しても明らかなように、現在の雅子妃の病状の大きな原因となったのが、”お世継ぎ”問題への周囲からのプレッシャーだということは明らかであるし、その間のマスコミや政治家、関係者の発言には、子どもを産む性としての女性の精神や身体への配慮に欠けた無神経なものが多々あったし、それは現在の皇室典範改正の議論での発言にも多々見受けられる。あの皇太子の異例の発言は、自分の配偶者に対する無神経な圧力に対するぎりぎりの抵抗だったように思う。
 現在の一般家庭で、女性が男の子を産まなかったからといって、非難されたり中傷されたり(あるいは離縁されたり)ということは殆ど無くなっている。そういう社会通念に照らせば、この議論の非人間性は明らかだと思う。私には”側室”などという封建時代の遺物のような女性の人権を無視した制度が云々されるということだけでも信じがたいし、秋篠宮家の第3子の誕生は、”男子待望論”として騒ぐのではなく、生まれて来る子どもの性別に関係なく、宮家にとって喜ばしいことであるという普通の感覚で見ることが必要だと思うし、評論家の立花隆氏が「メディア ソシオ・ポリティクス」の「女性・女系天皇容認で議論呼ぶY染色体論とミトコンドリア」と題した文章の中で、

「最近、男系天皇論に与する人の中に、終戦直後臣籍降下された竹田宮家の子孫を名乗る男が、もしかしたら、自分にも天皇になるチャンスがあると思ったのかどうか、最近盛んに神武天皇Y染色体論を主張しはじめ、(Y染色体を持つ)自分も求められれば、天皇家の血統を守るために皇族に復帰してもよいなどと誇らしげに語っているのを見て、冗談もいい加減にしてもらいたいと思った。」

と述べられているように、現在の天皇陛下や美智子さまを敬愛されているであろう多くのひとびとが、もし、ずっと以前に臣籍降下した宮家の子孫などが皇位継承者となった場合に心情的に受け入れることができるだろうか、と大いに疑問に思ってしまう。

 それにしても、最近思うのは「世論が、世論が、」とマスコミは言うけれど、「日本の世論ってマスコミのことですよね」って思う。

 ところで、話はがらって変わるけれど、この間、議員年金制度問題のコメンテーターで「朝ズバッ!」に出演したハマコー先生が、堂々と「私は買収で選挙に勝った」と言っていましたが、あれは放置しておいていいのだろうか?





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3 コメント

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ハマコー発言 (daru)
2006-02-08 14:23:26
azamiさんこんにちは。

私も見てたんですよ、あのハマコー発言。こんな人に喋らせる意図がわかりません。(というか、わかりすぎるんですけどね)



紀子さまご解任一色で、たまらず家を飛び出てしまいました(笑)。問題山積なのに、久々の明るいニュースと称して過去の映像の垂れ流し。これでトリノ五輪が始まれば、何もかもうやむやになってしまいそうです。
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訂正 (daru)
2006-02-08 14:24:33
ご懐妊でした↑。
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小悪はスルーなのか (azami)
2006-02-08 16:09:50
TBSもみのもんたもあの発言はシカトしましたね。河村たかしも顔はあきれていたけどスルーしていたし。そんなマスコミに倫理とか道徳とか語る資格はないと思いますが。

まあ、ああいういかにも悪人ってひとより問題なのは善人のふりをした悪人(巨悪)のほうなので、小悪はおとがめなしということなのでしょうかね。公選法の解釈の部分で野党議員を槍玉にあげることに必死になっている警察の方々に聞いてみたい気がします。



今朝の懐妊報道の加熱ぶりには、私もうんざりしていました。チャンネルを変えて各局ざっと見ましたが、スーパーモーニングの後半部分は、鳥越氏をはじめ、わりとまともなコメントが出ていました。橋下弁護士が出ていたら、私はきっとプッツンしていたと思いますが・・。
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