あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

ドイツの観客のクオリティーの高さ2

2005-07-03 02:14:15 | サッカー
 コンフェデのドイツ代表を紹介する記事でその名前を何度か見かけたことで俄然、興味を持ってしまった選手がいる。ロベルト・フート選手、ドイツ代表チームの若きセンターバック。何でも、彼がボールを持つと、観客から一斉に「フーッ!フーッ!フーッ」という声援(?)の声が上がるとのこと。それは、彼のボールさばきにいまひとつ信頼が置けないかららしいが、記事を読む限り、その掛け声には揶揄的意味合いよりも、声援を送っているニュアンスの方を感じる。「しっかりしろ!」という意味は込められているかもしれないが、彼がその駄目さ加減も含めて皆に愛されている感じがして、いいなと思ってしまう。もし、これが日本だとちょっと結果を出せなかったり、失敗したりすると、声援どころか、本当の野次、罵倒、聞くに堪えない中傷まで行ってしまう。この違いは何処から来るのだろうか。それは、選手に対して愛があるかどうかだと思う。日本の場合、監督の選手選考に対する不満が、選手に対してより厳しい声や態度となって出ていると思うが、まあいくら私たちが不満を述べたところで、監督の選手選考には何の影響力も無いのはトルシエの時からの経験でわかっていることだと思うので、現在選ばれている選手に対しては、ドイツの観客のように、愛とユーモアを持って応援してほしいなと思わずにはいられない。

 ※ドイツ代表については、MASA-NETさんのトラックバック記事も参照してみてください。