かねてより乗ってみたいと思っていた、アメリカはウイルスウイング社のT2C、それも最新の136サイズにとうとう乗れましたので、ちょっと試乗記を書いてみます。
この機体は、ハング界の老舗ウイルスウイング社が作り出した最新鋭機!ですが、日本人にとって適正サイズと言える136サイズは、まだあまり国内には出回っていませんね!
今回は、たまたまテストフライトの依頼があったため、試乗することが出来ました。
セットアップ
グライダーケースを開いてみると、ほとんどのセールが黒‥。
今回試乗したのは、一番高い?テクノーラセールオプション機でした。
軽くて伸びがないことが謳い文句のこのセール。
ハンググライダーは白い!なんてのは昔の話‥。
今は黒が全盛期の時代となった感があります。
セットアップは特に変わったところもなく、普通に組み立てられますが、ちょっと注意としてスプログがサイドワイヤーに引っかかりやすいことがあげられます。
もっとも、クロスバーテンションを張るときに、異様に重くなるのですぐに分かりますが‥。
今回の機体は軽量7075バテン仕様ですが、とにかくこのバテンの軽さと言ったら‥。
私の個人機はカーボンバテン仕様ですが、正直言ってカーボン仕様よりも軽い!
カーボンバテンは、いろいろとトラブルが起こる可能性もあることから、むしろ、この「焼き」の効いた7075バテンの方が良いものになると思えました。
そして、セットアップ中一番私の気を引いたのが、翼端のチップロッドの角度調整機構。
スパナ一本で簡単にチップロッドの角度が変えられる機構になっています。
チップロッドは左右のとられ、そして、全速度域にわたってのピッチのバープレッシャーを調整できますが、今までの翼端のカラーを回転させる方法と違い、シンプルに上下方向しか動かないもののため、チューニングが簡単明解!
とても扱いやすくなっています。
セットアップしたグライダーを担いでみると、ウイルスらしく若干のテールヘビーを感じますが、もちろん問題になるようなものではありません。
これならば、ストレスなくテイクオフできそうです。
尚、グライダーを手に入れて一番最初にする儀式、リアスパーの挿入ですが、ちょっとT2Cはムズカシイ‥。
まず、スパーを入れるときは、クレセントスペーサーがずれないように注意して挿入する必要があります。
そして、翼端のセール留めにセールを取り付けるとき、今までと違いT2Cはボルトをスパーのボルト取付け部に挿入し、ナットを締める構造になっていますが、とにかくこの作業がキツイ!
なかなか取り付けられませんが、以下の方法で簡単に行うことが出来ますので心配ご無用。
まず、ノーズ側のセール留め(+スクリュー)を外してしまってください。
次に、問題の翼端部のボルト、ナットを取り付けてください。この時、ノーズ側が外れているため、セールは容易に後ろにずらせるはずです。
翼端が取り付けられたら、次に翼を少し広げて先ほど外したノーズ側の+スクリューを再び取り付けてください。
翼を広げることにより、セールが前に移動していくはずです。
この方法をとれば、それほど問題なく組み立てられる筈です!
フライトインプレッションは???
http://www.ussnet.co.jp/hall/tokyo.html
とりあえず、第一部‥。
全部一気に書いたら、文字だらけになっちゃう
同時にパソコンがウイルスに感染することも避けたい。
gooブログにアクセスすると、ウイルスに感染することがあるから、近寄らないことが望ましい。
URLがblog.gooで始まっている。また角の中にgが入った赤いマークが付いている。
ウイルス対策ソフトがパソコンに入っておれば問題ないと思われるが、念のため。
君子危うきに近寄らず。
私は14MRXのカーボンバテンを何度踏まれたり踏んだりして割った事か(汗
スペアカーボンパイプを用意して直してます。
接着剤は瞬間接着剤よりエポキシ樹脂系接着剤の固まってもある程度柔軟性のあるものがいいと聞きました。
今のRSは7075バテンなので安心して踏めますww
TSC、私も欲しいなと思ってる機体です。以前買おうかと思い打診ましたが技術が未熟という事で断られました。流石ちゃんとしメーカーだと思いました、売れればいいという物の考えかたでない所に好感を持てました。もっと巧くなって再チャレンジしたいと思います。
このあと実際のフライトインプレッションに入りますが、とにかくウイルスらしく癖のない機体でした。
7075材でカーボンより軽く出来たら、そのほうが良いですよね!
T2C、乗りやすいですからすぐに乗れますよ!
http://www.araiaa.jp/oyama/kaijo.php