飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

あれから9年…。津波の真の恐ろしさ…。

2020-03-10 20:28:39 | 日記(diary)
東日本大震災から9年がたってしまいました。

多くの方が命を失い、家族を失い、そして、住む場所を追われてしまいました。

あれから9年たった今も、まだまだ生活を立て直せない方も多くいらっしゃいます。

これだけ時間がたった今でも、まだまだ元通りにはできない…。

いったい津波の傷跡はいつまで続くのでしょうか?


以前より気になっていたのですが、このブログでもご紹介しました大川小学校。



全校生徒の7割もの子供が津波にのみこまれた災害…。

命を失った子供ももちろんかわいそうですが、その惨事を目の前で見ていた、助かった子供たち…。

この助かった子供たちも、大きな傷を心に負っているハズです。

目の前で、友達や先生たちが津波にのみこまれていくのを見ているしかなかった…。

助かった子供たちは、比較的身体能力の高かった「高学年」の子たち…。

今では20前後になっていることと思いますが、一生その光景を忘れることが出来ずに生きていかなければなりません。

とても苦しいことだと思います…。


先日NHKで、この震災の時に起こった津波を詳しく伝える番組が放映されていたのですが、この中でサイレント津波という聞きなれない言葉が出てきました。

簡単にこのサイレント津波とはどのようなものかを説明すると…。

津波の大きさは、必ず地震の揺れと比例するものではなく、地震の元となる海底地盤の跳ね上がりが、時間をかけてゆっくりと大きく動いた場合…。

こんな場合には、揺れの大きさに対し大きな津波が発生するというものです。

考えてみればその通りです。

津波は、海底地盤の持ち上がりが原因ですから、これが時間をかけて大きく持ち上がった場合、地震の揺れは少しでも大きな津波になります。



このサイレント津波のメカニズム、実は東日本大震災で分かったものです。

それまでは誰もそんなことを知らなかったのです。

地震については、大きな被害が出るため一生懸命研究はされているものの、実はまだまだわかっていないことが多くあるようです。

そして、私が怖いと思うのは…。

実は、2000年ほど前に、けた違いの大きな津波が日本を襲った痕跡が残っていることです。

この津波、海岸に津波で運ばれた砂を調べると分かるようですが、実に東日本大震災の3倍の砂が運ばれた地層が

あるそうです。


石垣島にもこの時に運ばれた大岩があることからも、相当広い範囲で大津波があったようです。

私は、この2000年前の大津波も、まだ解明されていないメカニズムで起こった可能性が高いのでは?と、思っ

ています。


いずれにしても、これ以上悲惨な災害に会わない様に、しっかりと地震に備えていくしかないと思います…。
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