先日、おじいさんが「申し訳ないんだけど…。」
そう言って、私に助けを求めてきました。
聞けば、手押し式の草刈り機が、木の根に引っかかって、身動きが取れなくなったとのこと…。
「そんなのすぐだよ!」と、私は、おじいさんがひっかけてしまった草刈り機の救助に向かいます。
草刈り機と言っても、手押し式となると、100キロくらいの重さはありますが…。
いつも、1トンを超える大木を、ジャッキや人力のみで薪ストーブ用の薪にしている私としては…。
難なく、おじいさんの草刈り機の救助をすることが出来ました。
おじいさんは、私にとても感謝して下さり、私は直ぐに、そん場を後にしました。
その後の出来事なんですが…。
おじいさんは、小さめの段ボール箱ではありましたが、大量の栗を、私のところにお礼だと言って持ってきてくれた
のです…。
「そんなに気を使わくてもいいし、お礼にしても、ちょっと量が多いですよ~。」
私はそう言ったのですが…。
でも、せっかく持ってきていただいたのに、それを返すのもちょっと失礼かも…。
そう思って、ありがたく、私はおじいさんが持ってきてくれた栗を頂きました。
でも、どう考えても、ちょっと量が多すぎ!
そう思って、私は、自分が食べられる、上の写真の量だけ頂いて…。
残りは、いつも出入りしているパラグライダースクールの皆さんにもらって頂くことにしました。
皆さん、喜んで持って帰っていただいたおかげで、あっという間に大量の栗が無くなりました!
今回のこの出来事で考えたのですが…。
ここ、茨城県石岡市八郷地区は、自然豊かで畑も多く、今の時期になると、多くの実りをもたらします。
その実りを、地元の方は感謝しながら収穫するわけですが…。
実りが豊か過ぎるので、結局、消費しきれずに、近隣の方におすそ分けするのが、もはやここでは当たり前となって
います。
つまり、とても豊かな土地で、皆さん、とても大らかな生活をされているわけです…。
私は思うのですが…。
豊かな土地で、豊かな実りを得ていれば、それを、周りの方にも分けることを考えるわけであり…。
こんな豊かな場所で生活していれば、人の心も大らかになり、おのずと争いごとなどが起こらなくなるように思える
のです…。
12年前の東日本大震災の時も…。
電気や流通がストップしたことにより、スーパーやコンビニが全店休業となりましたが…。
この時、ほとんど挨拶くらいしかしていなかった近所の方が…。
「食べるものないでしょ!」と言って…。
自分の畑で獲れた野菜を、わざわざ私のところまで届けてくださったことがありました…。
これは本当に感謝しました。
こんな風に、自分が満たされた環境にあるならば、周りの人を助けようとする考えが生まれてくると思うんです。
そして…。
結局は、みんなが豊かで平和な生活を営むことが出来るようになると思うんです…。
不幸にして、歴史の中で繰り返されてきた戦争って、結局は「奪い合い」が発端なんですよね…。
でも、奪い合いからは、決して幸せは生まれません…。
みんなが豊かで、実りを分け与えられる余裕があれば、決して争いなどは起こらず…。
みんなが幸せになれるのでは…。
そんな風に、私には思えるんです…。
私はかれこれ、この場所に30年ほど住んでいますが、とても良い場所だと思います。
基本、週一でしか更新しませんが、このブログ、ちょくちょく覗いてくださいね!
今までが異常だったのです。
子供の頃、自分基準手だけど、
50年前は心の豊かな時代だったと振り返り、
懐かしいだけでなく、感謝の気持ちでいっぱいですね。
もっとも、当時はそれがフツーだったので、
特別感謝してなかったけどね(笑)
そうですよね!私も子供のころは、それが当たり前でした。皆が周りの方に気遣えば、みんなが幸せになるように思えます…。
中村哲さんは、みんなの笑顔を見ることが幸せだったんだと思うんです…。だからこそ、危険を顧みずにいろいろなことをやって…。でも、本当の意味で「生ききった人、自分の命を燃やし尽くした人」だったんだと思います。
大変惜しい方を亡くしました…。