飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ピッチラインの調整

2011-12-25 17:04:09 | ハーネス(HG harness)

002 ハーネスの前後に張られたピッチライン。

このラインは、弊社ハーネスのすべて、そして、多点吊りのハーネスに使われているラインです。

ハーネスによっては、「ニー ツー ショルダーライン」と言ったりもします。

このラインの目的は、体が下に折れ曲がるのを防ぎ、安定したプローン姿勢を保つためにあります。

一般的にこのラインの調整は、釣り下がった姿勢で、背中が一直線になる程度です。

もし、このラインが長すぎた場合、体が下に折れ曲がり、その結果、背筋が疲れやすくなってしまいます。

また、フロントファスナーに「シワ」が入ってしまい、ファスナーが最後まで閉まらなくなってしまいます。

逆にピッチラインを張りすぎた場合、エビぞり姿勢で背中が痛くなってしまいます。

いずれにせよ、ピッチラインの長さが悪い時は、背中に疲れがくるということになりますから、一番疲れない長さが「適正」と言っても良いと思います。

なお、弊社の「X-SPORT」は、ピッチラインの途中にストッパーを設け、ピッチの姿勢が保てるという珍しい構造になっています。

通常は、ピッチラインの他に「ピッチアジャストライン」を取り付けますが、ハーネスの構造を出来るだけシンプルにしたかったため、独特な構造を用いました。

ですから、このハーネスのオーナーの方は、ハーネスメンテナンスのときには、必ず元と同じような形になるようにしてくださいね。

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