まずは、ハーネスの表、オーバーサーフェイス部分の製造を紹介します。
実は、ハーネス表面は、一般の生地の規格の幅が117Cmしかないため、つないで使用します。
しかし、単純につなぐといっても簡単な作業ではありません。
まず、シワがでないように正確に仮止めをして、その後縫製しますが、この仮止めはかなり神経を使います。
更に、縫製時には、糸の張力により縫い目が縮んでしまい、せっかくきれいに仮止めしてもシワが入ってしまいます。
そのため、縫製後は縫い目を再度引張り、固定しておき、最低二日はそのまま放置しています。
この工程により、縫製で縮んだ生地を元に戻して平面にしています。