外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

アメリカ的生き方の袋小路 『Globalization』より

2011-10-26 11:59:58 | ひとりごと 経済
今回ご紹介するのは、

Manfred B. Steger著の Globarization という書籍から。




出典:Manfred B. Steger『Globarization』(2009,Sterling),p94


まずご覧いただきたいのは、表の3段目。


 ファーストフード産業が1年でテレビCMに使う広告宣伝費


これが、72億ドルだとあります。

1ドル76円で換算すると、5472億円です。


その1つ下の欄を見ますと、


 全米癌研究所が癌その他の病気の予防のため

 「1日5つ」の果物や野菜の摂取を奨励するのに使う予算



というのがあり、これが100万ドル !

日本円で、たったの7600万円です!


健康的な食生活を推進するための費用が、これぽっちなんです!


恐るべし! ファーストフード産業の攻勢!!


思い起こしてみてください。

たとえば、「○クドナルド」のテレビCMを。

子供向けには玩具をつけてまで、集客を図っていますねぇ。


何を隠そう筆者も昔は、ビッグ・○ックやチキンナゲットを

なにも考えることなくガッツリとやっておりました・・・。


ほかにも、たとえば牛丼といえば筆者のころは「吉□家」。

これもまた、ガッツリと一粒残さず戴いておりました・・・。

今では、「吉□家」以外にも、

強盗被害で有名な「す△屋」をはじめ「な▽卯」「松☆」などなど。


よく煮込まれた具材を銀シャリにかけるシーンなどが流れると

今でも、思わず生つばがゴクリとなります。


「抗糖化」と「糖質制限」を実践してからは、

世の中の眺め方が大きく変化しました。


行きつけのスーパーは毎週木曜が「パン3割引の日」。

パン売り場に群がるお客さん達、なんとも気の毒に思えます。


もちろん、

CMソングをハミングしながらうれしそうに

スナック菓子を両手に掴んだオコチャマたちや

おかき・おせんべいコーナーで

「あぁ、これやこれや!」と

「三◇製菓」の袋をいくつもカゴに入れるおばちゃんにも

惻隠の情を禁じえないのです。


経済活動というものは、非情なものです。

世の中、これすべて、その原理で動いております。



お米農家は言うでしょう。

 「米を食べないなんて、どうかしてるぜ!

  減反政策どころの話じゃないな!」


お菓子会社も黙っていません。

 「うちの新しいせんべいには、

  コラーゲンとグルコサミンまで入っております。

  もちろん、米どころ越後のもち米を使用です!」


砂糖会社も、もちろん一家言あると登場です。

  「そもそも、脳はブドウ糖しか・・・

   いや、そりゃぁケトン体も使いますが・・・

   まぁ、とにかく

   『脳はブドウ糖だけ!』と言えば

   わかりやすいじゃないですか!

   これまで、ずっとそう思い込ませて来たんだし。

   ねッ、そうでしょ!

   疲れたときには甘いものが一番!

   ナッツなんて、ほら、歯に詰まっちゃうでしょ!」



テレビや新聞は、表の下から3行4行でもわかるように

広告費を落としてくれる大スポンサー企業に都合の悪いことは

見ざる・聞かざる・言わざる を決め込むということが

今回の原発事故の報道でも明白になったわけです。


「糖質礼賛」の現状を変革するためには、

草の根の情報ネットワークと地道な自己実験しかありませんね。


「主食という刷り込み」を克服することだけでも大変なのに、

「糖質制限」なんて、まったく四面楚歌もいいところでしょうか。

だからこそ、

 狭き門より入れ ですなぁ。



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