もう ど う に も 止まらない・・・・・リンダ 困っちゃう どころの騒ぎではない。
いったいどうなっているのか?
1997年~2002年には年平均 50万人の増加が
2002年~2007年には年平均 118万人と倍増の勢い!
しかも恐るべきことに
2006年~2007年は なんと1年で 340万人の増加である。
10年ほどの間に、じつに ざっと 7倍 もの増加とは非常事態ではないか?
これだけのデータが公表されていても、
「糖尿病は悪い生活習慣を持つ人がなる特殊な疾病」との意識から、
糖尿病を「対岸の火事」ととらえる人が、いまだに多くいることも指摘されている。
このデータは、今や 成人の5人に1人は糖尿病である ということを示している。
すなわち、糖尿病はもはや 国民病 なのである。
「今の日本人が普通に生活をしていれば、普通にかかってしまう疾病」
なのだということを、しっかり認識しないといけない。
さらには、1990年代初頭から児童における糖尿病発症が様変わりしている、
と指摘するのは東京女子医科大学糖尿病センター教授の内潟安子先生。
内容の一部を以下に示します。
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要するに、これまで子供の糖尿病といえば、1型糖尿病という認識が一般的であったが、
10歳を越える頃から2型糖尿病が現れ、13~14歳頃からは2型の方が増加するという。
「子供の2型糖尿病は全国的には増加傾向にあるでしょう」
と語る内潟先生は、さらに
「思春期前後も含めこの思春期という時期は血糖のコントロールがうまくいかないと、
将来重い合併症を発症してくるので、この年代の糖尿病を際立たせて、
1型、2型に関係なく、小児・ヤング糖尿病と呼んでいます」
と、小児・ヤングの時期の血糖コントロールの重要性を指摘している。
こういう時期からの2型糖尿病の発症が増加傾向にあるのであれば、
今後も糖尿病は、右肩上がりにドンドン増加してしまうであろう。
この小児・ヤング糖尿病の増加の一因となっているかもしれない一つの仮説が
今年5月に開催された第9回日本抗加齢医学会においても
生活習慣病の根源を探る-DoHaDから- というシンポジウムにおいて
取り上げられていたのだが、この概念は、わが国では十分浸透していないとのこと。
欧米を中心に注目されているこの かなりショッキングな仮説 に関しては、
次回、紹介することとします。
生活習慣病の根元を探る-DoHaDから (Baker仮説)
当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。
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