北海道開拓の表玄関として発展し、
古くから北海道有数の港湾都市である小樽市。
海と山に囲まれた美しい自然と
数多くの歴史的建造物が残る街並みが魅力。
明治・大正時代、港に停泊した本船との荷を
積み下ろした水路の名残りが小樽運河。
両岸には木骨石造の倉庫が当時の面影を残し、
情緒を溢れさせている観光名所です。
数回利用した運河沿いの「びっくりドンキー!」
今も健在なことにホッとしました。
コロナ禍で観光客も減ったであろう時を
乗り切ったのですから。
水路の半分ほどを埋め立て、
御影石を敷き詰め、ガス燈を並べた
散策路が造られ、運河巡りの
小樽運河クルーズも楽しめます。
歴史的建造物を活用し、名建築物と
貴重な美術品を堪能できる小樽芸術村は、
ステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店、
似鳥美術館、西洋美術館からなります。
かつて「蟹工船」の作家・小林多喜二が働いていた
旧北海道拓殖銀行小樽支店は、似鳥美術館。
日本画、日本・海外の洋画、木彫などを展示、
地下は企画展示となっています。
“北のウォール街”と呼ばれたかつての銀行・
商社・問屋通りの色内本通りは、
“近代建築の博物館”でモダンな建物が、
栄華の名残りを感じられます。
当時の持ち主とは違っており、
旧百十三銀行小樽支店の建物はみやげ物店。
寄棟・瓦屋根で、角地に玄関を設け、
上部にギリシャ建築を思わせる飾りを
配しているのが特徴です。
手宮~札幌を結ぶ北海道最初の線路の旧国鉄手宮線。
1880年に開通し、物資の輸送路線として活躍、
廃線後もレールが残され、線路の上を散策できます。
10年ぶりに歩いてみましたが、外国人が増えています。
北海道小樽市
2023.10.11
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