
「下関海峡」は、瀬戸内海、東シナ海、
日本海への海の道が交わり、山陽道、赤間関街道、
長崎街道などの陸の道を結ぶ十字路でした。
この海峡に育まれた下関の歴史と文化を
メインテーマにした歴史博物館。

玄関正面の光庭に設置された時代を拓く‐群像。
先ず目に留まりますが、長府藩士たちに
スポットが当てられています。
坂本龍馬とお龍さんの姿もあります。
長府毛利家13代元周は、龍馬の死後、
お龍さんに生活費を出してあげたとか。

外圧をきっかけに、国内政局や社会が揺らいだ幕末。
国の行く末を憂えた多くの志士たちが各地で立ち上がり、
幕末には蝦夷戦や薩長戦争の舞台ともなった下関には、
吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛ら、
多くの志士たちが訪れています。
志士たちの直筆資料や愛用品など多数展示。
新規収蔵資料の高杉晋作が諸隊へ伝えた想いの
書状が展示されていました。
達筆とは言い難いのですが、文字のかすれもなく、
目標に向かって突き進むような正義感と
頑固さも伺えるような感じがしました。

長府毛利家の遺品や幕末資料を中心に
収蔵・展示している博物館です。
山口県下関市長府川端2-2-27
2024.5.18

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