まるみのあっちこっち巡り

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独立行政法人 国立印刷局「お札と切手の博物館」

2022-10-08 00:55:41 | ミュージアム



お札や切手を製造している国立印刷局の博物館、
その技術に触れ、歴史をたどってみましょう。
コロナ禍で入場制限はありましたが、
入場無料で学ぶことができます。







国立印刷局が創設されたのが1871年。
国産第1号の近代的なお札が発行されたのが1877年。

つくり手ならではの視点で、偽造防止技術の歴史、
歴代のお札や切手、世界の珍しいお札や切手も
紹介されており、興味深く見学することができました。







国立印刷局では、旅券(パスポート)、収入印紙など、
公共性の高い印刷物をつくり続けています。
偽造との戦いの歴史でもあり、更に高度な偽造防止技術の
開発が必要なため、日々研究開発を重ねているようです。

2020年、新しいパスポートの発給が開始されています。
葛飾北斎の「富嶽三十六景」を用いた全く新しいデザイン、
ページごとに日本の美しい情景が楽しめるだけでなく、
デザインが異なることで偽変造もされにくいとか。

私のパスポートの有効期限は2028年2月、
新しいパスポートになる日はまだまだ先です。
10年有効旅券にしなければ良かった







世界で初めてお札を作った国は中国で、10世紀末頃。
そして、二番目に発行したのが1600年頃の日本。
「山田羽書」というもので、日本最古のお札。

世界で初めて切手が誕生したのは、1840年のイギリス。
日本で最初に切手が発行されたのは、1871年。
切手は、一国の重要な印刷物(金券)であるため、
誕生当初から凹版印刷なとによる偽造防止技術が採用。

時代の要請に合わせて変化を遂げてきた切手も
技術の粋が集められ、精巧なデザインが美しく表現され、
「紙の宝石」「小さな芸術品」とも呼ばれており、
切手収集は私も趣味の一つです。

東京都北区王子1-6-1

2022.4.2


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